2005-01-01から1年間の記事一覧

非合理のプロセス理論

こーすればすっごい楽でかつ合理的という明快な案を出してこんこん *1と説明して、ふむふむと納得したにもかかわらず、なおもちょー非整合的選択をしてしまう人は結構いる。実はそんなこんなでワタクシはず〜っと師走状態なのである。こんちくしょう、えーか…

科学のインターフェイス

今日の科学者は、外からと内からと大きなゆさぶりを受けているのであるが、にもかかわらず、第二次大戦直後に科学者のあいだでさかんに論じられた思想問題は、このところ十分な批判検討もなく、置き去られたような状態にある。それらの「思想」はなおそのま…

師走でごわす。。。

うあぁ、ず〜っと師走状態で、ここをホカしていたら、気が付いたらもう12月。。。ううぅ。ちこっとネタ出し。

消費されるオタク

サブカル最後?の楽園=オタクという安楽地帯に逃げ込んだ多くのサブカル難民が、「非モテ」という夢を覚まそうとする視線=いままで、そうした余剰を含めて資本を消費してきたオタクそのものが、消費される=批評対象と化したということに、自己を曖昧にさ…

マニアvsオタク

「何かに深くハマり過ぎて社会性をなくし、女性とのコミュニケーションもうまくいかなくなってしまったオタクたちの歪んだ支配欲が、メイド服に向かったとき、それを「萌え〜」と呼ぶのかな」と、昨今の萌えブームに疑問を投げる大槻ケンヂ。彼は「社会性が…

オタクブーム

フィギアショップとしてアキバに最初にやってきた海洋堂の宮脇社長は、ラジ館の海洋堂直営店には、取材も含めて様々な客がくるが、売り上げは全然あがってない事実を通して、オタクの流れの変化を見て取っている。 ワンダーフェスティバルが夏期では最高の入…

アキバ王

TVチャンピオンで、「アキバ王選手権」とゆーのが9月に放映された。オタク=アニメ&メイド萌え系つーことでの「アキバ王」である。が、う〜ん(;´Д`)なんだかいつもの○○王の○○血中高濃度に比べれば、凄さよりもキモさ=萌え生態紹介のほうに演出焦点が当た…

変化するアキバ

あ〜、非モテ談義はもう落着いたでせうか。非モテ問題については、はてなでもあちこちカキコしてますが、恋愛のふるまいについては、「喜びも哀しみもアントニオ猪木」やればわかるさ(笑)つーことで。。。 さて、電車男とつくばエキスプレス開通とビックカ…

食べ呑み

id:sivadさんより、呑みバトンジョッキを頂く。ぺこぺこ。 さぁ、いよいよ食べ物の美味しい季節・天たかく馬こゆる秋が、万全の体制をもって?やってまいりました。脂肪炎上にかける皆様は、お覚悟の程はよろしーでしょうか?ワタクシ、今は兎に角さんまが美…

鯨飲馬食

あー、ちょいと状況シャッフル中でいつもよりましてフヌケにつき、ここのネタ出しフケってます。スマソ。>各位

情愛

なにしろ私小説の醍醐味といえば、主体というものの獲得に失敗しつづける快楽だったりするから、尚更始末わるい。そゆとこでは、西欧的〈男〉〈女〉の対峙するエロスというのは、遠い。ぢゃ、「恋愛」でなくてナニがあるのか、、、といえば、「情愛」ではな…

ヲヤヂ

ところが、その無理をシステムとして先に構築した輩がいるんだよなー。「自己を確立する」という近代プロセスふっとばしたのは、永遠の12歳id:hizzz:20031128でカキコしたとおり、サブカル&オタクだけではない。それが、ヲヤヂ世界である。ヲヤヂもそんな自…

非モテの私さがし

自己が常に実現されてないと、日々感じている者だからこそ「(自分がリスペクトしない)バカ(=F1層女子)に差別されて、ツラい」という現象が身にしみる*1。または「純愛/純潔」に飛び付く。 自分がリスペクトしないバカなんかに恋愛感情はそもそも湧かな…

ネタをベタとして消費する者

先の岡田の連載では、どこかしらそうした自己や同類をネタにして面白がる芸が、芸として成立してるからこそ、サブカル誌の中で、いちサブカルジャンルとしてのオタクが成立したのである。最近の、真実の愛を求め俺達は二次元に旅立った『電波男』にしても、…

コミュニケーション弱者

以前、還る場所id:hizzz:20031027 でカキコしたのだが、80年代サブカルは、乗り越えることをあきらめて別の自分たちの世界をこさえて分散化/多様性ということで乗り越えたこと=ポストモダンにしたんだけど、結局、近代以前のソレは歴然として未解決のまま…

サブカルオタク

さて、『TVブロス』は、F1層向けのメジャー番組は特集しないものの、あくまでもTVというメジャー媒体の中でのコアでマイナーな情報を扱っており、いってみればそれはサブカルであり、オタク雑誌ではない。しかしそこにライブハウス・ロフトプラスワンの超…

真正オタク

「オタクとは、あえて「なる」ものではない。「やめない」ことがオタクなのだ」とかってオタクを定義した岡田斗司夫は、90年代後半に一部メディアの俎上にあがってきた「オタク差別」について、下記のようにいっている。 だいたい二次元コンプレックスって何…

自己実現山脈

前回のつづき。 いやぁーしかし、90年代の自己実現/ACブームとかって、ホント、風化してるんだね。サブカルの死屍累々といえば、ぬぁんといっても、オウム真理教にとどめをさすんだけど、どうもその露払いが出来ていないようだ。こんなんだから、簡単に原理…

積み木崩し

…さて、かくして?all or nothingで恋愛欲望をぶっとばすことによって非モテオタク同質軍団のヒーローと変身した電波男・本田さんに対して、竹熊健太郎さんは、老婆心ながら心配なさっている。 なによりも人間は歳をとるので、40ぐらいになれば多少は気弱に…

なかよし

さてさてそんな価値観の違いがあるダケで、それを御互いに歩み寄るという方法論を放棄するなら、後は自己価値を高めることで相手を粉砕するという方法論が自動的にクローズアップされる(『電波男』がその方式)。それは、自分のライフスタイルと相談して好…

スノッブ化したオタク

その内容はともかく、自分の中身を理解されることが一番大事ということは、「趣味は俺」ってことにもなるんだが、そもそも、そゆアイデンティファイをしつつ、モテ非モテという三次元他者異者の目を気にしてるのは、果して二次元萌えが全てといいはる「オタ…

モテVS非モテ

「モテVS非モテ」をめぐって、ブログ上での男女側双方の意見がすれちがい、なんだか迷走している。 「オタクでも『電車男』のように外見をかえればモテた→女は顔で男(人格)を判断」という(男性側)解釈に対して、女性側として「オタク=キモいからモテな…

マンバ

これは、通称「ゴングロ3兄弟」のひとり、ブリテリちゃん(19歳、2000年当時)。ティーン・ストリート・ファッション誌「egg」読者モデル。ブリの照焼きのように黒いから編集者が命名。しかしこの雑誌はこの号をもって休刊。約半年後にコギャル系ストリート…

トライバルするスタイル

「電車男とエルメスダンサーズ」ってことで、浅草サンバカーニバル出場した、そーな。どうにも肉感的エロスが足りないこのハナシには、ファイト一発「サンバ、フォォ〜〜〜〜!」ってことかいな(笑)。

オープンな理想論

「理想」を掲げる側では、いくらこ難しい理論をこねくりまわして風呂敷を広げたところで、こうした「死屍累々」状況にほうかむりをして無責任なその場の癒し強調で個人の日常の芽を積み、結果的に視野狭窄になることでしか続かないような運用(囲い込み)を…

解脱=理想の折り畳み方

さて、そうした時、ふみあしさんは、その〈個〉がカバーする筈の〈私〉的自己は脆弱性・不安定性なものであり、なにか別のものでささえないといけないと提起されている。id:hizzz:20050802#p2 all or nothing でカキコしたように、世の中は放っといても、そ…

理想/原理の使い方

「理想」は、ひとつの表現物=作品でしかない。そのカタチを愛でてても、いつまでたっても自己はおろか思想的自己も生成されない。その関係では、ソレは作者のものであり続けるからだ。ワタクシが考えるに、信仰以外の生き方としてそうした「理想」とは、ソ…

all or nothing

「理想」=輝かしい「正しい」自己という「超越思想」に執着すると、そぐわない不都合なこと、グレーゾーンなことを次々切り捨て、「理想」との整合性を保とうとする。all or nothing であることに、壮快感さえ感じているひとが多いのではないだろうか。まあ…

よい子理想像

上記のようなダメ縮小再生産ループを抜ける方法として、拡大再生産方法がある。それが、強大な自己=理想のアタシという自分さがしである。 人の評価を気にするあまりに、その時々の強い立場(と自分が思った)ひとの意見に沿う「よい子」に一生懸命変身して…

「傷つく」ひとびと

前回では、(政治的)運動に於ける死屍累々をカキコした。「運動」というかなり特殊な例であるので、それに関わっていないひとは、このうっとーしージミなハナシに「関係ない」のかといえば、そうでもない。 リアル日常で、なんだか人の目(評価)が気になり…