2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日常の祝祭化

鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』今日的若者を取巻く現象を主題としながら、フリーター、ニート、監視社会、ケータイを通した、テクノロジーに担保された祝祭を生きる自己に焦点をあてる。 社会学がこれまで想定してきた自己は、社会関係の中で自分に期待…

嗤う日本のスノッブ

北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』反省〜アイロニーという切口で学生運動から、クボヅカ/2chまでを論じる。 私は今後も、リベラリズムの日本への土着化を、なかば敗北覚悟で煽っていくつもりだ。 と、ゆーことで、これも恣意的「ナショナリズム」論…

都市部族

上野俊哉『アーバン・トライバル・スタディーズ―パーティ、クラブ文化の社会学』アーバン・トライバル=都市部族としてのパーティ・クラブ文化の中に、後期資本主義への「批評」と「抵抗」の契機を見いだそうとする本。友人が「考えるトピックは多い」と熱く…

トライブしてんのは誰?

バトン祭り(笑)のせいぢゃないけど、リズム/繋がりといったトコで、斜め読みする。

Musical Baton

●Total volume of music on my computer いずれのディスクトップも、0。パソコンでは音楽聞かない。んがっ、ノーパソには何故か、9.53GB音源入ってるなぁ(苦笑)。これは、最初は面白がって入れて、あーだかこーだかしてたんだけど、早々、編集作業にアキち…

ウ〜、といえば、マンボ!

ほぼ同時にid:gkmond、id:kmiura、id:flapjackのお3方から御注文が到来。ま、ここんトコ江戸がどーのこーのなどと、マイナーネタに始終してるので、流行の後追いをしてみるとする。マツケンもサンバの次はマンボに決定したよーだし。。。(←要は、ノリだとい…

好き嫌いと共感

もう、お高尚な言葉の羅列による偽善はコリゴリ。だからアタシはアタシの素の感覚をたよりにやっていくのよ。ヤなもんはヤなんだし、好きなもんは好きなんだから、もうその感情以上の奥なんかないしー。ピュアで純粋(ハァト)。と、こう思っている向きも多…

正義

id:lovelovedog:20050611#p1さん経由。 当たり前のことなのだが、「不正」を告発するにはまず「不正」が存在しなければならない。ありもしない「不正」を糾弾することは出来ないからだ。だからこそ「不正」を告発しようとする人たちは「不正」を待望するよう…

新規性

日本というのは不思議な国で明治の四民平等になってから新たな身分制度というものが始まりました。それはなにかというと、別に“華族制度”のことではなくて、“遅れている、進んでいる”ということを尺度とする、開花――知性に関しての身分制です。高邁な理想を…

社会的トラップ

世に陳腐なことは山ほどあれど、その陳腐=トホホでカッコ悪い日常のだからこそ、どーにもこーにもぬぐいきれない原則として営々と引き継がれていることが見える場合が多いのでは、と。

原点のインフラ

なんだか、最近、又やたらid:hizzz:20040716 のキーワードでいらしてくれる方々がいるのだけど、この問題なにか再燃してるのだろうか?なんであれ、ダラダラとしたmyヨタを読んで頂ける分にはありがたいことです。m(___)m 結局「問題の原点」みたいなものは…

思想の源泉

江戸幕府のイデオロギーがこうした帰化中国人のロマンと挫折による情熱にインスピレーションを得ているものならば、明治も又、「御雇外国人」によるそういうハナシはごろごろしている。むしろ、そうした異境の地で露になる自己のロマンと挫折だからこそ、文…

歴史の歯車

今では、儒教も朱子学も水戸学(国学)も過去の遺物扱いで結果的には同格なのであるが、「尊王蔑覇」は江戸時代の民主(=武士)主義と言えなくもない。徳川光圀のいう「皇統を正閏し人臣を是非し輯めて一家の言となす」倫理の持つ根本的なこうした骨組みは…