2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

現在の在民管理制度と国家の狙い

1990年の出入国管理および難民認定法の改正では、外国籍の日系*1二世・三世とその家族*2が、「定住者」または「日本人の配偶者等」資格で許可された。>「定住者告示」の一部改正 http://www.moj.go.jp/NYUKAN/HOUREI/h07.html それまで研修目的で来日する外…

戸籍と出入国管理と「在日」

1945年、12月6日付法務府民事局長通達「朝鮮又は台湾と内地間における父子の認知について」で、「朝鮮人及び台湾人は、内地に在住している者を含めて全ての日本国籍を喪失する」と、最初のラインが政府内で定められた。 続いて1947年、大日本帝国憲法下で公…

国家による在民管理制度

「入管法」とは「戸籍」管理外の国内在住/在留の非日本国籍者管理なのである。だから、「戸籍」制度と「入管法」がセットになってようやっと、国内の全ての在民管理が成り立つ。すなわち、国家制度に於ける排外主義を考えることは、国内制度を、誰を国民成員…

改定入管法・入管特例法・住基法の成立に対する抗議声明

外国人登録法(昭和二十七年四月二十八日法律第百二十五号)最終改正:平成一六年一二月三日法律第一五二号http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO125.html 外国人登録法施行規則(平成四年十一月二十七日法務省令第三十六号)最終改正:平成一四年二月…

「反日上等」のリスク

政権交代して、反政府派になった在特会を始めとした排外主義者の行動が幾つか伝えられるにつれて、一部の左翼自称な皆様は色々「反日」思考拡大しブログなどで展開して「反日上等」情緒紐帯などなさっているようだ。が、蕨市から始まる在特会デモに於いては…

内と外の二元管理の泥縄ぶり

ちょっと、あんまりにもアサッテに先鋭化した議論方向にばかりにはてダ社会派が向かっていて現実問題が断片化して俯瞰で把握されてないようなので、事の基本を整理する為にちこっとアレコレ。