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外向きな自己言及論者の入植運動地
ブログについてメタ言語で騙りたがりのメタメタブロガー
( MT=慶應SFC)、はてな=ワセダ説有り)



「アングラ」や「カウンター」という言葉が論拠におく「文化」(メイン/ハイカルチャー)それ自体が、もはや社会の主流となりえなくなってきた…というより「サブカル」しかメインに見えてこない昨今、もはや「サブカル」という言い方はあまりにもおおざっぱで意味をなさなくなってきて、といって「オタク」に全てをまるめるのはあまりにも違いすぎる。「サブカル」自身がバブルだったということで付加価値が一気に萎んでしまった後、ホラーや鬼畜外道なアングラ趣味が唯一「反文化社会」としてのサブカルチャーが本来持ってた意味を受け継いで「サブカル系」と称されてるのも、時代の皮肉か。
サブカル」「アンダー」「オルタ」等の語彙は、サヨク運動ギョーカイ系が文化思想を語るときにも今でも好んで使われるが、彼らは老若問わず対抗(アンチ資本主義)という独特の強い意識が自明となっている上で展開することが多く、そんな理想を持たない多くの若い世代のパンピーとではかなり全体の意味合いがズレるので、その感覚の違いからくる齟齬は考慮する必要がある。
80年代頃からネクラ=ヲタク、ネアカ=サブカルといった対立になって宮崎勤を契機に一気にオタク不遇の時代となったが、今の20代とかはそんな感覚はあまりないようで、マニアック血中濃度が濃厚で達人域まで達したマイスターを「オタク」として「ヲタク」の復権がかなりある模様。「オタク」(都心)の外れにある「サブカル」(郊外)みたいな状況かな。(「ヲ」は「オ」よりキモい?という意がある表記)
てなことでサブカル現状図として、物質化は「DIME」、階級化は「ワセダ」、表現化は「クリエイター」、信仰化は「スノッブ」、、というベクトルなのかな?
信仰化:普段は思想系やアングラ趣味やエコ系や運動系や自己実現系等に分散されているオレ様脅迫観念=「セカイ系」が時たま先鋭暴走化し、「カルト」度深めて叩かれたり、ココロ病んで「コワレ系」としてイタがられたりする、「スピ」(スピリチュアル)かと。
昔はパソコン持ってただけで「ヲタク」扱いされたモンだけど、ITバブルも迎えこれだけネットが普及、独特のコミュニケーション回路しか持たない「ヲタク」と違ってネットリテラシーバリバリのスノッピーな理系マニアック君達を1ジャンル化するのが「アレゲ」かな。