ローアーミドルの家計バランスは、有無をいわさず、ひたすら地道

若者の炸裂する趣味の消費生活はid:hizzz:20070401#p3で見たとおり、赤字収支が半分以上だったりする。『主婦の友』最終刊号の特集記事も「年間あと30万貯蓄アップ家計診断」でござる。ま、いきあたりばったりな生活してると、なにか不慮の事が起きると途端に生活が立ち行かなくなるのは、頭ではわかってはいるんだがね〜。ファイナンシャルプランナー中村芳子がバランス家計シートをこしらえている。

月 収  18万   20万   22万   24万   26万   28万   30万   32万 
 家 賃  25 4.50 5.00 5.50 6.00 6.50 7.00 7.50 8.00
 食 費  12 2.16 2.40 2.64 2.88 3.12 3.36 3.60 3.84
夫小遣い 10 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 3.00 3.20
ガソリン代 5 0.90 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1.60
生命保険料 5 0.90 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1.60
 電話代  5 0.90 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1.60
 重点費  10 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 3.00 3.20
 貯 蓄  10 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 3.00 3.20

(%以外単位は万円)
いろぉんな意味で、うわぁー。。。。月手取り18万だと、年収260万位でボーナス付くところで300万超える位かな。つくづく、生活は、ぢみちな努力からだ。お昼を500円程度でやりすごす「ワンコイン亭主」というのが家計上ありうるのが、立証されてる(涙)。荻原博子に依ると、ますますきびしくなる状況を乗り越えるためにぜひ身につけてほしいのは「自分は自分といえる強い精神力。」だと。「大切なもののために、何かを捨てる勇気を」ドコを〆るかって、、、そりゃあ680円もする雑誌なんか、おちおち買ってられないよなぁ(苦笑)*1。後は精神力つーことで、「勝ち抜く国民生活」は、今も活きてる。あうう。尚、雑誌廃刊後も新年特大号附録の家計簿だけは、単発で今秋出版される予定となっている。
総務省から発表された家計調査によると、3月の2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり312,565円。前年同月比実質1.6%の減少。前月比(季節調整値)実質2.2%の減少。うち勤労者世帯の実収入は、前年同月比実質0.6%の増加だという。
家計調査 総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/kakei/index2.htm
金融広報中央委員会「みんなの家計簿」
http://www.shiruporuto.jp/tool/clinic/kakeibo/index.html

前近代は「我々はその過去において、万能であってしかるべき正解をもっている」というかなり恣意的な歴史を前提にして、丸い小さなお盆の上の、完結した「私たち」を実現させて行く。つまり、「私たち」という一体感は、「その過去に正解があった」とする前近代のものだということになる。
近代は、「自分の頭で考える」である。「答えは過去にある」の前近代は、それに対して、「考えられる立場の人に考えてもらう」なのである。だからなんなのか?

橋本治いま私たちが考えるべきこと

*1:ベネッセの主婦サイトhttp://women.benesse.ne.jp/などの成功例に見るように、ネットにニーズが移行していくのかも。