マケインとペイリン


巨大な田舎アメリカを代表する共和党。キリバリ合成を絵画と馴染ませてないトコがちと残念。

 
ヒラリー・クリントンオバマに負けてひな壇から退いてから、マケインをさしおえてフォトジェニックとなったのは、共和党副大統領候補に抜擢されたサラ・ペイリン。右の写真は細部まで凝っているのでPalinaspresidentでチエックしてもらいたい。*1
最初に報道されてたオバマに納得しないクリントン票を獲得する為というペイリン擁立だが、クリントンとペイリンの共通項って「白人女性」だってことしかないじゃないか。もしそうだとしたら、あまりにも「白人女性」を単純化してやしないかとおもったら、果たして出てきた。

リベラルだったクリントンは大統領選に標準を合わせてイラク訪問したりして米軍理解をアピールして中道路線をとることによって、保守派の票を取り込んだという。共和党だけどマケイン自体はゲイなどに寛容な中道路線。それに不満な保守派はガリガリファンダメンタリストタカ派で若いペイリンを立てることで、保守派の結束とオバマがとりこぼしたクリントン票の取り込みを狙ったということのよう。
ところが、このペイリン、予想以上に使えなかったばかりか出たがりだがアラでまくりで、陣営の足をひっぱる。かって日本でも言語明瞭意味不明といわれたDAIGOのおじいちゃんや、ブッシュの英語のつたなさは揶揄の対象となったが、ペイリンも小むずかしいこと聞かれると文法破壊する。それで早速「サラ・ペイリン風ランダムスピーチ生成」なんてのが。これでウインクしまくってスピーチすれば、ばっちしだ!あと「もしペイリンが大統領になってしまったら?」という映画予告編も。ペイリンものに、リキはいってる。
 




・特集 エンタメ化する米大統領
http://www.varietyjapan.com/features/0811us/index.html

*1:ちなみに左の絵で汗ふいてる青タキシードのオヤヂは、マケインではなく次期副大統領バイデンなのであしからず。