震災リンク:放射線
いつの間にか時は過ぎて、季節は清明なんだが、まだ地面ゆらゆらしてるし、福島ではなんかダダ漏れてるし。…てなことで、にわか勉強する為の放射線まわりについての専門家リンク集。(→さすがにあふれてきたのでこちらで分割して継続更新)
|放射線とは?|自然放射線の量|環境放射線モニタリングデータ|放射線モニタリンググラフ|拡散予測シミュレーション|塵・雨・汚泥など|水質|海洋環境|土壌環境|食品|人体被曝|評価機関|事故分析・解説|
放射線とは?
●放射線全般――――――――――――――――――――――――
一般向け解説
放射線量チャート →サイト
放射線被ばく早見図 →PDF
暮らしの中の放射線 放射線科学センター →サイト
『身近な放射線の知識』放射線医学総合研究所編
第1章 放射線の経歴書
第2章 低いレベルの放射線の世界
第3章 放射線と生命
第4章 低いレベルの放射線の人体への影響
第5章 放射線と医療
『もっとわかる放射能・放射線』北海道大学CoSTEP →サイト
放射能や放射線って何だろう? RikaTan →PDF
低線量の放射線・放射能は害なのか益なのか? RikaTan →PDF
専門解説
『放射線の性質と生体への影響』化学同人 →サイト
原子力百科辞典 財)高度情報科学技術研究機構 →サイト
●原子力――――――――――――――――――――――――――
『図解雑学 原子力』ナツメ社 →Apple Store 無料App
よくわかる原子力 原子力教育を考える会 →サイト
日本原燃(株 →サイト
●放射線測定単位――――――――――――――――――――――
放射線の単位について 濃縮還元ニュース →サイト
・ナノグレイ (nGy/h) ⇔ マイクロシーベルト (μSv/h) の換算
・マイクロシーベルト (μSv/h) の1日換算&年換算
ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)の変換 →サイト
放射線の量と単位 社団)日本電気計測器工業会 →サイト
放射能測定シリーズ 財)日本分析センター →サイト
文科省制定の環境試料等の放射能分析・測定方法基準書
●測定方法・見方――――――――――――――――――――――
放射性物質からの放射線の発生は、いつその核種が崩壊するかは分からない確率的な状態であり、検出器と放射線の相互作用も、どこで電離エネルギーを失うかは「確率」でしか表現できない。従って、それを捉えようとする放射線の測定値は偶然に基づく変動を常に伴っている。
放射線測定機器は、24時間連続して計測してるモニタリングポストのほかに測定の目的・用途に合わせ、人や物に付着している放射性物質(表面汚染)チェックや空間放射線量測定を簡易に行う各種サーベイメータ、個人が受ける放射線量の測定・管理を行う電子ポケット線量計などがある。市販の簡易測定器では、低放射線量測定は困難で測定に誤差が生じ、環境干渉の他に、各機器特性・個々の校正具合による複合的条件によって、測定結果のばらつきが大きくなる。
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ガイガーカウンター相談室 アスクル→サイト
購入・取扱の注意点。ガイガーカウンターは、校正具合でも、機種ごとでも測定値が違ってくるので、異製品間での測定値比較は、まったく参考とならない。同機種で、平常時(バックグラウンド)測定からどれほどかを相対的にみるのが、適当な使用法。
空間放射線量の測定について 都健康安全センター →サイト
放射線計測の信頼性について 産業技術総合研究所 →サイト
放射線測定器校正におけるトレーサビリティと不確かさ 斉藤眞弘:京大原子炉実験所教授、NPO安全安心科学アカデミー →サイト
線量データをどう読むかの例 合原亮一:ワイアードビジョン取締役 →サイト
片対数グラフと飯舘村の安全 野尻美保子:京大基礎物理学研究所理論物理学 →サイト
片対数グラフ、放射線分布のシミュレーションの等高線の見方
●他――――――――――――――――――――――――――――
環境における人工放射能の研究2003 気象庁 気象研究所 →サイト
国交省 港湾における輸出コンテナの放射線測定のためのガイドライン →サイト
自然放射線の量
自然界放射線量世界平均:2.4mSv/year(年間)=0.24μSv/h(1時間)
→年間内訳:吸入1.3mSv、食物等0.35mSv、大地放射線0.4mSv、宇宙線0.35mSv
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自然放射線の量 →サイト
関西や中国地方は放射性同位元素を多く含む花崗岩地帯が多いので大地からのガンマ線の量が多く、関東平野は火山灰地のためガンマ線の量は少ない。
国内大地に含まれるセシウム、ウラン、トリウム、カリウム(カリウム-40:放射性)の濃度 →サイト
花崗岩は、元々ウラン、トリウム、カリウムを多く含む。
世界各地の年間自然放射線量 財)体質研究会 →サイト
低線量放射線の影響解明に挑む 財)電力中央研究所 →サイト
環境放射線モニタリングデータ
各地域での大気(空間)計測値
●全国――――――――――――――――――――――――――――
文科省
環境省 環境放射線等モニタリングデータ公開システム →サイト
比較的人による影響が少ないとされる各地離島など
国交省 各空港の放射線測定値 →サイト
国交省 各湾港の放射線量 →サイト
全国環境放射線モニタリング 放射線・原子力教育関係者有志→サイト
東北関東大震災・非公式・放射性物質モニタリングポストMAP →サイト
放射線量モニターデータまとめページ →サイト
●福島県―――――――――――――――――――――――――――
環境放射能測定結果・検査結果関連情報 福島県 →サイト
環境放射線モニタリング・メッシュ調査 福島県4/12〜 →サイト
簡易型線量計を用いた固定測定点積算線量測定 福島県 →サイト
環境放射線モニタリング実施(約1600ヶ所) →サイト
福島県内小中学校・公園モニタリング →サイト
郡山市・県立安積黎明高等学校敷地内の放射線量推移 3/23〜 →サイト
福島第一・第二原発付近
- 第一・第二原発周辺のモニタリングカーを用いた固定測定点 文科省 →サイト
- 第一・第二原発周辺の簡易型線量計を用いた固定測定点における積算線量 文科省 →サイト
- 第一・第二原発状況 東電 →サイト
- 防衛省航空機による大気中放出放射性物質 3/24〜4/1 文科省 →サイト
- 第一原発周辺航空機モニタリング結果 3/26〜 文科省 →サイト
- 第一原発20km圏内の空間放射線量率 文科省 →サイト
- 第一原発20km以遠のモニタリング計画 文科省 →サイト
- 第一原発20km以遠測定 福島県 →サイト
- 第一原発20km以遠周辺地域積算線量の推計 原子力安全委員会 →PDF
- 第一原発80km圏内の線量測定マップ 文科省&米エネルギー省の航空機モニタリング →サイト
●宮城県―――――――――――――――――――――――――――
宮城県 環境モニタリング情報 →サイト
東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 仙台市青葉区 →サイト
●茨城県―――――――――――――――――――――――――――
茨城県 ひたちなか市、日立市、大洗等 →サイト
つくばセンター つくば市東 →サイト
高エネルギー加速器研究機構 つくば市 →サイト
日本原子力発電株式会社 東海・東海第二発電所周辺 →サイト
●栃木県―――――――――――――――――――――――――――
栃木県 保健環境センター 宇都宮市、那須町、日光市、真岡市、小山市 →サイト
那須町 環境放射能の調査結果 →サイト
●群馬県―――――――――――――――――――――――――――
群馬県 衛生環境研究所 前橋市上沖町 →サイト
日本国際問題研究所/軍縮・不拡散促進センター 高崎市 →サイト
●埼玉県―――――――――――――――――――――――――――
埼玉県 さいたま市 →サイト
理化学研究所 和光市 →サイト
●千葉県―――――――――――――――――――――――――――
千葉県 県環境研究センター 市原市岩崎 →サイト
国立がん研究センター東病院 柏市 →サイト
放射線医学総合研究所 千葉市稲毛区 →サイト
成田国際空港 →サイト
●東京都―――――――――――――――――――――――――――
東大環境放射線情報 本郷、駒場、柏 →サイト
都立産業技術研究センター 北区西が丘 →サイト
都立産業技術研究センター駒沢支所 世田谷区深沢 →サイト
東京都健康安全研究センター 都新宿区百人町 →サイト
東電 渋谷電力館 →サイト
国立がん研究センター中央病院 中央区築地 →サイト
●神奈川県――――――――――――――――――――――――――
神奈川県 衛生研究所 茅ヶ崎、川崎浮島、横須賀 →サイト
神奈川県安全防災局 川崎、横須賀 →サイト
環境創造局 →サイト
放射線モニタリンググラフ
各実測値情報を纏めてビジュアル化したもの
全国の放射能濃度一覧 →サイト
全国放射能情報 NAVER →サイト
RADIATIONDOSE 日本の環境放射能基準 →サイト
東日本の環境放射能測定値の地図による可視化実験 →サイト
福島ならびに近県の放射線量マップ →サイト
福島第1・第2原発周辺の放射線量等分布マップ 4/24 文科省 →サイト
汚染マップ
福島県環境放射線モニタリング・メッシュ 福島県 4/12〜16,29→PDF
福島県内の放射線量を可視化4/5〜7
福島県の第一原発付近市街地(20m〜50km圏)の放射能濃度 一覧
茨城県東部 放射線モニターデータ解析 →サイト
東北南部、関東一円の放射線率分布
拡散予測シミュレーション
放射性物質拡散予測、またはシミュレーションの解釈を間違えるとデマのもと 菊地誠:大阪大学サイバーメディアセンター教授 →サイト
●国内予測―――――――――――――――――――――――――――
文科省 海域における放射能濃度のシミュレーション →サイト
独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)
防災のため、2位じゃダメなんです? 日経ビジネス →サイト
「防災・減災に資する地球変動予測」に関するプロジェクト紹介記事
福島第一原発 緊急事態 大気放出に係る事故解析 3/12〜 株)ヴィジブル インフォメーション センター →サイト
移流拡散シミュレータ Gradi 3/12〜27 株)K&F Computing Research →サイト
●SPEEDI―――――――――――――――――――――――――
気象庁 IAEAからの要請と当庁が作成した資料一覧 →サイト
IAEA指定放出条件に基づいて計算した仮定に基づくもの
同上アニメ化 →サイト
原子力安全委員会 SPEEDIによる外部被曝積算線量試算結果 →サイト
単位量放出の予測計算結果、積算線量結果
SPEEDIによる計算結果の動画 →サイト
公開ファイル分からの作成
文科省 SPEEDI等による計算結果 →サイト
世界版SPEEDI(WSPEEDI)の結果も含む
原子力安全・保安院 SPEEDIによる計算結果について →サイト
- 放射性物質拡散予測、気象数値予報とアメダス観測データ、原発設置都道府県のモニタリングデータを常時集取蓄積、監視し一定値超えた場合は諸官庁に自動通報。原子力安全技術センターが運用。
- 防災Nネット→サイト
- 富士通SPEEDIネットワーク支援記事→PDF
- 三宅島の火山性ガス拡散の様子 →サイト
- 三宅島 2001年4/3〜5/21の拡散シミュレーション →アーカイブ動画
緊急時環境線量情報予測システム(世界版) WSPEEDI
- 大気拡散予測機能、放出源推定機能、国際情報交換機能。 原子力施設から数10 km程度の狭域から数1000km規模の広域までの風速場、乱流場、降水・雲量分布の予測により、放射性物質の移流・拡散・地表面沈着を予測。事故情報が不十分な場合、発生源や放出量を、計算シミュレーションと環境モニタリングにより推定。欧州のシステムとの情報交換も。
- WSPEEDIについて 防災Nネット →サイト
- 緊急時環境線量情報予測システム(世界版) WSPEEDI 第2版の開発 日本原子力学会 →PDF
- 世界の原子力事故に対応可能な迅速大気拡散予測システムWSPEEDI-IIを開発 日本原子力研究開発機構 →サイト
- WSPEEDI-II補足説明資料 日本原子力研究開発機構 →サイト
- 北朝鮮による核実験実施発表に伴う放射能モニタリングの参考データ 日本原子力学会 →PDF
●海外予測―――――――――――――――――――――――――――
ドイツ気象局 気象予報サービス →サイト
同上注釈日本語訳 →サイト
ノルウェー大気研究所 →サイト
オーストリア気象地球力学中央研究所 ZAMG →サイト
台湾 WRF →サイト
仏 放射線防護原子力安全研究所 IRSN →サイト
- 大気中に放出された放射性物質の拡散 →サイト
- 放射線物質放出期間中、無防備状態(屋外)にて1歳児が受ける全身放射線量 →サイト
- 放射線物質放出期間中、無防備状態(屋外)にて1歳児の甲状腺が受ける放射線量 →サイト
- 日本から流れる放射能雲の移動 →サイト
水質
同一機関内の基準値で、レベルが複数存在することについて:平常時は「限りなくゼロに近づける」ことを目標にしてるが、生存の為のリスク最適化の為に(水分を取らなければ死ぬので)緊急時には「健康に影響が出ないレベルは維持」目標で暫定的に設定を切替える。事象収束したら緊急時の暫定設定レベルを徐々に下げて平常値に近づける、というリスクプロセス対応に基づいて設定運用される。
●水質基準―――――――――――――――――――――――――――
平常時放射線基準値
日本には放射能に関する飲料水基準は無く、3/17までは、WHO飲料水水質ガイドラインを基準運用。
世界保健機構(WHO)
厚労省 水道水:水質基準項目と基準値 →サイト
日本水道協会 水道水質データベース:全国給水栓水の水質 →サイト
「水質基準に関する省令」で規定する水質基準一覧表
東京都 水道水の放射能の測定結果について →サイト
神奈川県企業庁 水道水質の解説 →サイト
ミネラルウォーター及び水道水の成分表など
水道水中のヨウ素-131の除去について →サイト
RO水(逆浸透膜)以外はほとんど除去効果が無い
●モニタリング―――――――――――――――――――――――――
文科省 上水(蛇口水)、定時降下物のモニタリング →サイト
全国の水道の放射能濃度グラフ →サイト
東京都 都内の水道水中の放射能調査結果 →サイト
埼玉県 埼玉県営水道における放射性物質検出結果 →サイト
宮城県 企業局水道水の放射能測定結果 →サイト
福島県 飲料水測定(水道、井戸水) →サイト
水道の放射能濃度一覧
全国上水場で観測された放射能水準マップ 3/18〜5/11
海洋環境
●モニタリング―――――――――――――――――――――――――
文科省
文科省データ一覧
東電 福島第一原発
国交省 湾港の海水放射線量 東京、横浜、茨木、鹿島→サイト
気象庁 海洋気象観測船による定期海洋観測結果 →サイト
海上保安庁 海洋汚染の調査 →サイト
日本近海における海水及び海底土の放射能などの定点継続調査。ストロンチウム90、コバルト60、プルトニウム239+240の測定
水産庁 魚介類についてのご質問と回答 →サイト
放射性物質モニタリング、水産物検査結果、検査実施海域、海流図など
海洋環境放射能総合評価事業 〜h21年度 財)海洋生物環境研究所 →PDF
各原発周辺の主漁場の、海水・海底土・海産生物の定期的調査分析一覧。
放射性核種による北西部北太平洋の堆積環境の変遷について 名古屋大学→PDF
海洋地球研究船「みらい」での調査
大気海洋変動観測研究センター 気候物理学分野 東北大学 →サイト
●専門解説――――――――――――――――――――――――
海産生物と放射能 笠松不二男:財)海洋生物環境研究所 →PDF
1950〜70年代の核実験の名残りで常に海水中には、約3mBq/L=0.003Bq/kg(1リットル=1kgとして)のCs137が含まれている。種類によって濃縮度は異なるが、魚の体内のCs137は0.04-0.67Bq/kg程度。
海域に負荷された137Csの影響予測 財)海洋生物環境研究所 →swf
チェルノブイリ事故前後の値と経年変動予測を基にした、海水&海産魚類のセシウム出現比較。魚の放射能汚染ピークは、事故収束から半年から1年後。
放射線影響と放射線防護 財)高度情報科学技術研究機構 →サイト
放射性核種の生物濃縮について
水産生物における放射性物質について 森田貴己:水産庁増殖推進部研究指導課 →PDF
セシウムは、カリウムと同じ種類の一価の陽イオンなので、カリウムと同じような挙動を示し、体外に排出されやすい。室内実験値ではCs137の生物学的半減期は約50日。なので食物連鎖による魚への生物濃縮は農薬のような形では起こらないと推定。
福島の汚染された海水はどこに行く? 勝川俊雄 →サイト
水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと 勝川俊雄 →サイト
チェルノブイリの湖の、被食魚は事故後2年、捕食魚は事故7年後で、日本の暫定基準値(500Bq/Kg)よりも低い値まで汚染減少。これらの淡水魚よりも、体内の浸透圧調節のためにカリウムやセシウムなどのイオンを積極的に排出する海産魚は、放射性物質減少が早いと考えられている。日本近海の海産魚のチェルノブイリ事故以前濃度レベルへの回復時間は、スズキ1.7年、マダラ2.5年。
●予測――――――――――――――――――――――――
本州東方沖における本日の潮・海流予測情報 株)フォーキャスト・オーシャン・プラス →サイト
NEAR-GOOS 地域遅延モードデータベース(RDMDB) ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)→サイト
中国、日本、韓国、ロシアによる北東アジア地域の海洋/海上気象データ
土壌環境
福島第1原発構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果 東電 →サイト
文科省
- 福島第1原発20-30km圏内の土壌試料のPu、Uの分析結果 →サイト
- 福島第1原発事故に係る陸土及び植物の放射性ストロンチウム分析結果について →サイト
- 第一原発80km圏内測定マップ 5/6 文科省&米エネルギー省の航空機モニタリング →PDF
千葉県 水田土壌の放射性セシウム濃度の調査 →サイト
埼玉県 農用地土壌中の放射性セシウムの分析 →サイト
神奈川県 県内の農用地土壌の放射能濃度 →サイト
日本土壌肥料学会
- 放射性セシウムに関する一般の方むけのQ&Aによる解説 →サイト
- 放射性核種(セシウム)の土壌−作物(特に水稲)系での動きに関する基礎的知見 →サイト
- セシウムの土壌でのふるまいと農作物への移行 →サイト
- ストロンチウムの土壌−作物系での動きに関する基礎的知見 →サイト
- 農環研における放射能モニタリングの研究について (リンク集) →サイト
- わが国の米、小麦および土壌における90Srと137Cs濃度の長期モニタリングと変動解析 →PDF
1959年から42年間の定期調査。137Csの滞留半減時間は、水田9〜24年、畑作土8〜26年の範囲。 - 主要穀類および農耕地土壌の90Srと137Cs分析データ一般公開システム →サイト
1959〜2006年。全国15箇所の、白米、玄米、小麦粉、水田作土、畑作土、作土理化学性。
畑および水田における放射性核種の挙動 RIST →サイト
福島原発による土壌汚染問題 野中昌法:新潟大学農学部教授 →サイト
食品
●暫定規制値―――――――――――――――――――――――――
この数値は、ICRP情報を中心にWHO等の情報等含め、食品安全委員会が収集・分析し、元来の原子力安全委員会「飲食物摂取制限に関する指標」などから検討算出されたものだが、事故前の平常時の従来決定過程を経ていないことから「暫定規制値」となっている。
厚労省
【放射性ヨウ素】甲状腺等価線量:50mSv/年
飲料水:300Bq/L =1リットルあたり300Bq
乳製品:300Bq/Kg =1Kg あたり300Bq
牛乳:100Bq/Kg 原乳=300Bq/Kg
1歳未満乳児が飲む粉ミルク:100Bq/Kg
1歳未満乳児が飲む水道:100Bq/L(1歳以上300Bq)
野菜(イモや根菜を除く):2000Bq/Kg
魚介類:2000Bq/Kg
【放射性セシウム】実効線量:5mSv/年
飲料水:200Bq/L
牛乳・乳製品:200Bq/Kg
野菜・肉・卵・魚などその他の食品=:500Bq
【ウラン】
飲料水、牛乳・乳製品、乳幼児用食品:20Bq/Kg
野菜・穀類・肉・魚・卵、その他の食品:100Bq/Kg
【プルトニウム】
飲料水、牛乳・乳製品、乳幼児用の食品:1Bq/Kg
野菜・穀類・肉・魚・卵、その他の食品:10Bq/Kg
●モニタリング―――――――――――――――――――――――――
農水省
千葉県
埼玉県
神奈川県
●解説―――――――――――――――――――――――――――――
放射性物質に関する緊急とりまとめ3/29 食品安全委員会 →PDF
飲食物摂取制限に関する指標 原子力安全委員会 →サイト
基準値の根拠を追う:放射性ヨウ素の暫定規制値のケース 産業技術総合研究所 →サイト
食品の暫定規制値は、「1年間摂取し続けた場合の値」でなく、「1回のイベントで汚染された食品をその後摂取し続けた場合」の値。半減期に応じて汚染がどんどん減り続ける前提なので、継続的放射性物質排出の場合には当てはまらない。
セシウムは生物濃縮されるの意味 安井至:国際連合大学名誉副学長 →サイト
●通常値―――――――――――――――――――――――――――
全国の食品の放射能濃度 一覧 →サイト
野菜、魚肉、乳製品のヨウ素とセシウム
日常の食生活を通じて摂取される放射性核種の量 RIST →サイト
日本分析センター
日本産ビール、白米の137Csおよび月別降下量の変化 放射線科学センター →サイト
1959〜1967年のデータグラフ
人体被曝
・胎児に何らかの影響がみとめられる推定量:年間50mSv
・ヨウ化カリウム服用:50mSv/h以上
・発癌リスクが上がるとされる推定量:年間100mSv
・甲状腺機能低下症を来たすとされる推定量(IAEA):250mSv
・血液検査値への変動量:500mSv以上
・致死相当量:5000mSv 10mSv/hだと20.8日、100mSv/hだと4日
・外部被曝は、除染可能
・内部被曝は、物理学的半減期だけでなく、生物学的半減期も考慮
・内部被曝線量は、体内残留・体外排出物計測から推定摂取量を基に被曝線量を評価
・放射線被曝で誘発される甲状腺癌発生確立は、特に乳幼児について高くなる
・40歳以上は、甲状腺癌の生涯リスクは消失
計測された大気放射線量から内部被曝線量を換算する定評パラメーターはない。
100mSv=100000μSv以下の低線量被曝による人体への影響は、よく分かっていない。その影響をどう推測するかで、専門家で見解が分かれる。
●被曝について―――――――――――――――――――――――
電離放射線障害防止規則 厚労省令 →サイト
- 放射線管理区域指定:3ヶ月で1.3mSv(平均約0.6μSv/h)以上。α核種以外の場合は4Bq/cm^2=4万Bq/m^2以上。
放射線対策基本情報ポータルサイト 広島大学 →サイト
『知っていますか?医療と放射線』放射線医学総合研究所編 →PDF
緊急被ばく医療ポケットブック 財)原子力安全研究協会 →サイト
外部被ばく及び内部被ばくの評価法に係る技術的指針
放射線検出の原理と放射線測定の方法 財)原子力安全研究協会 →サイト
放射線測定と人体の外部&内部被曝測定について 文科省 →サイト
放射性物質汚染検査装置 富士電機(株 →PDF
●被曝線量計算―――――――――――――――――――――――
放射線量の目安を自動計算 →サイト
内部被ばくに関する線量換算係数 財)原子力安全研究協会 →サイト
ICRPの換算一覧表。放射性物質ごとに線量換算係数が異なる。
緊急被ばく医療における被ばく線量評価―内部被ばくを中心として →PDF
●医療的ガイドライン――――――――――――――――――――
放射線医科学研究所 →サイト
原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について 原子力安全委員会 →サイト
福島原発事故のために被曝された、あるいはそのおそれがある妊娠中あるいは授乳中の女性のためのQ&A 日本産科婦人科学会 →PDF
50mSv/h以上被曝したのならヨウ化カリウム服用
食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/kgを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解 3/25 →PDF
被災者の皆様、とくにお子さんをお持ちの被災者の皆様へ 日本核医学会 →サイト
放射性セシウム体内除去剤 ラディオガルダーゼ カプセル →サイト
がん検診ガイドラインの考え方 国立がんセンター →サイト
算出容易な「発見率」や「生存率」は常に偏りがあるので、真にがん検診の有効性指標にはなりにくい。
完全生命表 厚労省 →サイト
ある期間における死亡状況(年齢別死亡率)が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表したもの。
●専門家見解―――――――――――――――――――――――――
今回の原発事故に関する医学的知識 中川恵一:東大医学部附属病院放射線科 →PDF →ブログサイト
ICRP111号レポートの解説 中川恵一 →サイト
原子力事故・緊急放射線被曝後の長期汚染地域住民防護に関する委員勧告
放射能漏れに対する個人対策 山内正敏:スウェーデン国立スペース物理研究所 →サイト
対策目安を推定:居住地付近で0.1mSv/h 妊婦・幼児は0.03mSv/hで脱出準備、0.3mSv/hに達したら脱出。ダスト濃度は、大人5000Bq/m3 子供500Bq/m3が脱出基準。日変化の最低値が15mSv/h(子供・妊婦5mSv/h)だと、早めに脱出をと。
放射線被ばく量の計算方法 李玲華:ドイツ重イオン研究所 →サイト
放射線と健康 アーネスト・スターングラス:ピッツバーグ医大放射線科 放射線物理学名誉教授 →サイト
チェルノブイリ原発事故から甲状腺癌の発症を学ぶ 児玉龍彦:東大先端科学技術研究センターシステム生物医学ラボラトリー →PDF
放射線被曝の健康影響について横浜国大グローバルCOE「アジア視点の国際生態リスクマネジント」編 →PDF
各種被曝量の健康寿命影響と1時間当たりのSv値と合計被曝量の関係、損失健康寿命への換算方法など
放射線リスクへの対処を間違えないために 岡敏弘:福井県立大経済学部教授 →PDF
ICRPは、疫学ではこれ以下なら安全という閾値問題には決して決着は付かないとはっきり言い、100mSv以下の微量被曝量でも癌と遺伝的影響可能性前提で可能性確率表現し、その確率が被曝線量に比例すると仮定に基づき各国の放射線防護政策をと勧告。生命表を用いた損失余命換算例
造血幹細胞採取に関する日本学術会議の見解→PDFについて 4/27 医療ガバナンス部会 →サイト
今回事例は、医療専門家と一般の人々との間で、さらには科学・医療専門家の間ですら、言語や認識の正確な共有に困難さがあることを示している。
評価機関
●首相官邸―――――――――――――――――――――――――
福島原発・放射能関連情報 →サイト
「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」の設定について 4/11 →サイト
計画的避難区域について 4/15 →サイト
政府の計画的避難地域の暫定基準値:20mSv
- 平常時:年間1mSv以下に抑える
- 緊急事態期:被曝量が20〜100mSvを超えないようにする
- 事故収束後の復旧期:年間1〜20mSvを超えないようにする
●国際機関―――――――――――――――――――――――――
国際放射線防護委員会(ICRP)勧告は、国連や国際原子力機関(IAEA)などの国際機関の安全基準、世界各国の放射線障害防止に関する種々の規制・法令の基礎とされる。 ICRPなどの各国放射線審議諸機関は、相互メンバーの重なりも多い。
他には、国際放射線医学会(ISR)、国際放射線防護学会(IRPA)、OECD原子力機関、国連・原子放射線の影響に関する科学委員会(UNSCEAR)など。
国際放射線防護委員会(ICRP)
世界保健機構(WHO)WHO SITREP Japan earthquake and tsunami Situation Report
- NO 24 特に食品安全と飲料水の水質について 4/4 →PDF
●海外機関―――――――――――――――――――――――――
欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、ICRP、UNSCEAR、欧州委員会、各国のリスク評価機関から独立にリスク評価を行っているが、その評価基準の独自性ゆえ根拠に疑問がもたれている場合がある。全米科学アカデミーの電離放射線の生物影響に関する委員会(BEIR)は、放射線影響に関する科学的情報を集約しアメリカ国内での連邦基準を策定。
仏 CRIIRAD 放射能に関する独立調査 情報委員会
ドイツ放射線防護協会
米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)
●国内機関―――――――――――――――――――――――――
ICRPの新勧告が出されると、「放射線障害防止の技術的基準に関する法律」に基づく文科省の諮問機関である放射線審議会が審議を行い、法的規制などに適用したり関係行政機関の長へ意見書を出す。
他、関係機関は、原子力安全委員会をはじめ、放射線医学総合研究所、放射線影響研究所、日本原子力研究所、日本保健物理学会(ICRP等対応委員会を設けている)、日本アイソトープ協会など。
- 放射性固体廃棄物埋設地の管理期間終了後における放射線防護に関する基本的考え方 →サイト
ICRPとIAEAの線量基準 - 国際放射線防護委員会(ICRP)2007年勧告(Pub.103)の国内制度等への取入れに係る審議状況について →PDF
文科省 福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方 4/19 →サイト
暫定的目安: 20mSv/年 =野外3.8μSv×8時間+屋内木造1.52μSv×16時間
- 報道資料日別にまとめて閲覧 →サイト
- 福島第一原子力発電所事故後の放射線量調査の必要性について 4/4 →PDF
事故分析・解説
福島原発事故 →サイト
原発施設の事故経過と対応作業進捗状態まとめ一覧表
●政府機関―――――――――――――――――――――――――
文科省 国際原子力事象評価尺度(INES) →サイト
財)日本分析センター
●国内団体―――――――――――――――――――――――
社団)サイエンス・メディア・センター →サイト
NPO原子力資料情報室 →サイト
NPO市民科学研究室 低線量被曝研究会 →サイト
●専門メディア―――――――――――――――――――――――
岩波『科学』
化学同人『月刊化学』
『nature』 Japan's nuclear disaster: live Q&A →サイト
●専門家―――――――――――――――――――――――――
早野龍五:東京大学大学院理学系研究科教授
- 福島で 3/15に何が起きたか? →togetter
吉岡律夫: 元東芝・情報制御事業推進室、株)日本システム安全研究所
- 今、福島で何が起きている?何故起きたのか?これからどうなる? →サイト
後藤政志:元東芝・原子炉納容器設計者