活動専業主婦

いついかなる時も「主婦」というアイデンティティ(主語)を全面に持ちだした状態で、ボランティアやSOHOなど社会活動を趣味的に行なおうとする人。「世間/他人にどう見られるか、どう思われるか」が最大の関心事で、活動動機となる。その陰には「主婦は働いている女性より一段下に見られている」「家庭内で誰も自分を解ってくれない」という強固なコンプレックスをかかえている。「社会問題」だけでなく、時には「左翼/反体制」や「フェミニズム」を自己行為正統根拠として武装するが、それは「女の上に立ちたい、男に認められたい」ための手段の、現体制保守維持派。それゆえ夫や親といった自分の抑圧の根本原因となってる者とは正面きってケンカできない、問題をすり替えてコビる「良い子」。その抑圧の代理行動としての社会参加。女性が連帯しなければならないと言いながら、女の頂点に立ちたがる超女性性。ゆえに男女という二項対立世界以外のトランスジェンダー(超男性ゲイ/超女性レズビアン以外)は、自分の「女性」「母性」存在脅威として重鈍なる無視もしくは毛嫌いする。
問題となるのは、経済的には無論精神的にも自律してないコジレ系依存行動を繰り返すこと。自分のやる気=高能力と思い込んで、そうした活動の場でやたらとチーフ的華やかに見える地位につきたがるが、その重責を遂行する為の知識実力を自分で考えコツコツと工夫錯誤して身につけることはなく、口だけで結果を出せない。都合が悪くなるとすべて「主婦」=絶対被害者弱者特権をふりかざして、責務放棄する。周囲が配慮して軽いシゴトにすると、今度は「一生懸命な自分をちっとも解ってくれない/信用されてない」とゴネまくり、仕事/人間関係をかなりこじらせる高圧的な困ったちゃん。