全共闘

左派ネタでいーかげんなヨタとばしてると、すこしはウラとったほうがいーなと(←カキコする前にヤレ自分!)あとづけで文献さがしたりするんだけど、まーコレがナイナイ。ナイことはナイんだけど、アルのは、自己吐露全開自嘲叙情?的なのか、硬派説教ヲヤジアジりまくりとかなので、そのオレ様っぷりはよぉ〜くわかったわかったわかったってば〜、でお腹いっぱい。…要は、今だどなたも「総括」出来えてナイってことですね。
一部で「68年革命」って言葉が最近もりあがってるみたいっすけど、全共闘=68年革命としてしまうと、あまりにも美しすぎて、その後70年以降の変節(既成左翼との決別→ノンセクト・ラジカル)が隠れてしまう、てゆーか、単なる「ラジカル」ってことをもってしか「全共闘」とならなかったってこと、そしてそうなってしまった故の崩壊もセットであった、ソコが一番キモかなー?でも、ソコにはダレもちゃんとふれようとしない、と。
ワタクシが知るかぎり「68年革命」的なことに唯一、一矢報いた?のは、芸術家・森村泰昌だ。三島由紀夫vs学生運動家の大討論会が69年に行なわれた東大駒場の900番講堂で、94年彼は女優降臨シリーズの一環として、『7年目の浮気』のマリリン・モンローに扮して「オンナ」と「アメリカ」を身にまとうという女優M、そういうパフォーマンスをやってのけた。
ともあれ、少ないながら、いくつか教えてもらった本(さんくすm(__)m)を読み読みしたり、そんなこんなをなにげに考えつつ本屋を物色したりしてたら、意表をつかれた。『全共闘 らんぷの本ISBN:4309727271。なんと「らんぷの本」シリーズ!が〜ん!「高畠華宵」とか「消えゆく同潤会アパ−トメント」とか「竹久夢二」とか「懐かしの縁日大図鑑」とか「乙女のロマンス手帖」とか「想い出のリカちゃん」とかと同列で、「全共闘」。そそそーでつか、い、いやまて、「文化」としての正鵠を得ているのかも、、、新米。