Winny開発者逮捕

著作権をタテにした、既得権益システム戦争ってことかな。政治/文化/経済、おしなべていままでのの意思決定機関というのは、全て「代表制」なる代理機関による間接民主主義をとった序列、学校/会社/家庭で「社会秩序」が保たれてきた。しかしネットの発達はそうした従来コミュニティ内部を自由自在に駆け巡り、繋いでいく。
それは、従来は民衆の声をなによりも代弁していると自負してるメディアだって容赦はない。P2Pのネットワークが能動として現れることによって、ジャッジされた世論による「間接代理」というメディア支配権力をあらわにする。より精度のある情報を求める者は、そんな「間接代理」という迂回によるエントロピーの増大を嫌って、よりダイレクトに繋がろうとする。それは、Winnyによって利益を失うと主張する人々も、ネット利用してなくとも、一番古く強いコミュニケーション方法としてのP2P(対面)を信頼してるケースが多いのではないだろうか。だから、最近の流通戦略はダイレクト・マーケティングばやりだし、ポイントカード等を使った顧客囲い込みに必死である。で、それに比例して「顧客名簿流失」事件なんかも頻繁に起こってる、と。
では、ナニが我慢がならないのか?といえば「匿名」=個人これなんだろうな。「匿名」であることで個人存在を補足できない。それが管理不能でしいては秩序を乱す。そういう思考方法による思想が大勢を占めている。平たくいえば、制度基準に沿った責任主体になる間接代理はOKだが、制度外「匿名」個人はダメっていわれてるよーなモンで。ああもう、無責任=他者性社会性のない閉じた私的でしか生かしてもらえない〈個〉を認めない社会id:hizzz:20040424#p4、なんにも出来なく弱い個人であれ=代理機関の存在意義=公的価値観ってことなんだよなぁ。イノベーションに対して「既存制度外の強い〈個〉は、既存秩序をゆるがす」という価値の逆襲か。ふぅぅ。。。

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デジタル証券によるコンテンツ流通システム
http://dempa.2ch.net/winny/Digikabu.html
金子氏@Winny逮捕と輸入CD禁止にみる産業界の意向
http://kiri.jblog.org/archives/000691.html#more
圏外からのひとこと
http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20040511
It's a small word
http://hizzz.hp.infoseek.co.jp/d&f/11_txt.html