ピュア

「ココロ/魂の正しい在り方」的「存在の美しさ」、ピュアだの素直だの愛だのって、〈私〉的個人の内観、丸裸の本音&欲望をさらけ出だす状態が、正と自然と、スタイリッシュだ教養だ啓蒙だのと〈公〉然作法化された時、「心理学&社会学化する社会」で人格ふるまい全体が監視/支配されるように感じるからこそ、「存在不安」は増大するのでは。
それだから自己無謬性の全力回避に向かって「〈私〉=〈公〉である最強の絶対的な正しさ」→「聖人君子」に近づかんとし、ロマン=理想原理主義、啓蒙運動の果てに、権威と結びついて目を覆わんばかりのファシズムが展開された20世紀っていうのは、モダニズム→日本浪漫派での文化=政治の融合てな歴史で実証されとるのでは。
自己表現の未熟を政治思想言語で補完&補強する権力拡大運動は、マジ、ヤバいっす。
  …ファンタジーは芸術に戻して、個々で存分に楽しみ潤い〈私〉的生活を豊潤に美しくいたしましょう。