信頼

若年齢無業者の関係性(他者性/社会性)への低スキルといったことが、新しい関係性を取結ぶ=就業への困難といったことに繋がっているんだろうけど、しかしこれはなにもプーな若者にかぎったことではない。サラリーマンを対象にした調査でも「自分の会社や職場といった、よく知っている人々(仲間)への信頼は高いが、よく知らない人々(よそ者)や社会一般への信頼度は極度に低い」という内向きの信頼を頼みとした集団主義志向で安心を得ているというのは、非常に気にかかるトコ。さかんにいわれてる「勝ち組/負け組」も要は、そうした集団的安心の中にいるかいないかっていう区分けなんだろうな〜。
それだからリストラは、学校社会から放り出される不安と同じく、アイデンティティ・クライシスで、それまで強い集団(=権威)内で全面同調依存してた人ほど、関係性の切換えが出来なくなって、めっちゃ自信を失い立ちすくむ。


勤労者の信頼に関する調査 社会経済生産性本部
https://www2.jpc-sed.or.jp/files00.nsf/276697182031a3fd4925672c001a56da/f09bbbd8a2b44d0d49256e67001194c1?OpenDocument