オナニズムの秩序

金塚は、(コンビミからいきなりハナシが飛ぶが…しょれはいつものことか)自らの中の空想的性的他者を現実の他者とするのがオナであり、逆に現実の他者が性的他者となるのが性交と考察する。そして現実の他者が性的他者となりうるには、他者的身体/ふるまいの中に自己の身を置くことで、言い換えればそれが「愛」と称されるものだとする。大きく別けてセックス・コンシャスとは、自己身体に他者を虚想するのと、他者身体に自己を虚想のと2つの方法があるってことだ。しかし、オナは必然的に他者を手繰りよせる確実な帰結をもつが、性交(&恋愛)は蓋然性なものでしかない。オナで登場する「他者」とは常に性的他者であるのに対して、現実の対人性交(&恋愛)は、他者存在が「性」よりも先行する。当たり前だが、他者はいつも「性的存在」でいつづけてる訳ではないからなぁ。
さてそれを踏まえてハナシは売(買)春へと続く。