高等教育過程履修単位不足問題

成果主義が高じて学校側が大学受験に不要な科目をけずっていったら、遂には必修科目の履修偽装をしてたのが、全国的に発覚したという問題。
最初はもっぱら「世界史」*1が取りざたされてたから、ナントカ史観ガラミのハナシかなぁ?と思ったりしたが、現代にまで授業自体がたどりつかないってケースがあるように、単に分量が一番カサバル科目ってことで手をつけられたってことかも。調査したら「世界史」以外でも、ケズられてたとか。でー、岩手では350コマ未履修高校があったとか。
今の生徒は補習でつじつまあわせるとして*2、未履修のままの卒業者については、、、今更卒業取消は現実的でないから、各自の自助努力ってことしかないよな。大体、受験必須/不要に関わらず授業受けてても寝てたり他のことしてたりして記憶にナイ科目なんか、ワタクシ沢山あるし。。。
企業は逆にこれを利用して、こうした未履修科目(特に社会科)にウエイトをおいた問題を就職筆記試験で出すというのも、差異化には有効かも。事程左様に学校暦は信用できない、ってことで。
未履修を無くす策なら、大学受験で専門科目以外の教科は一般教養という試験でも課すか。いやもっと公平厳密にやるなら、履修認定として大検通過を義務づけるかしかないだろうな。そしたら所詮義務教育でない高校は、ブランド化しよーが、予備校化しよーが、専門特化しよーがかまわないんだし。「生徒の負担を減らす為」という程授業が負担になるなら、そもそも高校いかなきゃいーぢゃん。
しかし、十数年以上前から行われてきた教師&学校&教育委員会ぐるみの不正が、受験もせまった此の時期に、クローズアップされたのは何故であろうか。ま、同時にさわがれている学校&教育委員会ぐるみのいじめ隠しも含めて、「学習指導要領」指導監督権限を持つ文科省よりも、政府主導の「教育改革」がハズみをつけやすくなることは、確かかな。>中央教育審議会vs教育再生会議

*1:そもそもワールドワイドだ国際人だと英語を重要視するのに、日本史と世界史を分けて片方ダケ必修で社会科良しって考えが、わからんのだが

*2:「教材ビデオを見ながら自習」というカタチを取るトコもあるとか