学暦に比例しない学力

と、ゆーわけで、私学と進学校公立が懇切丁寧に受験指導カリキュラムに勤しんだところ…、
「ゆとり」原因 学力不足深刻 大学の2割で補習
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200612180150.html
そんな生徒を、試験選別の末に受け入れトコロテンのように学卒認定して社会に排出してるのは、全て大学運営の都合ぢゃん?
少子化なんか今に始まった訳でもなし、そもそも学問しない者にも、数年で陳腐化する中途半端な学科創設して学籍をあたえるニッチ傾向と、学問以外の付帯設備にフンダンに金を注ぎ込んで「格上」を狙った拡大一途なバブル経営のツケだろう。例えば、働きながら勉強してる筈の大学夜間部は、意義どおりシゴトと両立してる生徒よりも学生専業な場合が殆どで、大学と短大が併設してある所のように大学ブランドのセカンドバージョン化しており、次々と統合廃止されている。
不可逆的な少子化という狭いパイの中でのシュア拡大でなく、学問を追求する場所であろうとするならば、入試を厳格にするか、単位認定を厳格にしてシェイプすれば済むハナシだろう。後、学生という若者特権階層の囲い込みをするのではなく、単位制を強化して何年もかかって履修できる生涯学習システムになれば、社会的にも開かれるであろう。それが出来ない組織ならば、いくらむずかしいことをいっても、社会からはそれ並の教育能力だと評価され続けるだけだろう。