長崎市長選の後始末

長崎市長銃撃事件も、とんでもない、あってはならない出来事だ。犯行声明文から「行政対象暴力」ということで、今のところ単独犯行とされているが、暴力団会長代行というあまりにも立派すぎる経歴に対して割の合わない動機ということで、いろんな「陰謀論」がこれから編み上げられていくのであろうか?
市長は4期目を目指して出馬中であったということだが、う〜ん、多選すぎないかな。凶行に倒れた故人自体の評価はともかく、長期政権ということで、組織内になにかしら滞留してしまう問題はなかったのであろうか。
また、後継者として娘婿が出馬するという。う、う〜ん、遺族による弔い合戦、あまりにも日本的メンタリティすぎやしないか。公職選挙法が補充立候補は選挙日3日前なら何人でも立てられると規定しているのも大問題であるが、現実的選択肢が限られてたとしても、(責任をとって???)身内が出るというのは(当人の資質うんぬんする前に)なんだか変。市長職は「家督」ぢゃないんだしね。…でも、こゆのが一番大衆ウケするんだよなぁ。
「民主主義の根幹を揺るがす卑劣な政治テロ」と大上段の怒りをもってして憤慨した跡は、そんなことでいいのだろうかねぇ。。。
長崎市長死亡、弔い合戦に娘婿記者出馬
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070419-186545.html

※追補
娘婿「世襲」に疑問を唱えて補充立候補した元市統計課長の田上富久が、娘婿・横尾誠を破り、当選。うむ。いくら娘婿でも長崎にほとんど住んだこともなくって確たる事なにも言えないんじゃあ、、、ダメすぎたってことかな。