同人社会

「 ネットワーク上の活動の男女差
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に拠ると、どうやら同人の自己吐露の困ったちゃんとくれば、大抵女性を指すと相場が決まってるようである。
性別関係なく、どんなとこでも専門を深めれば深める程に、学術語&業界用語ばちばちで門外漢はナニいってんのかさっぱり…というのはありがち。深く濃いハナシをしようとすればするほど、少なくとも前提知識が同等レベルの少数のコアメンバーでしか議論できないし、FAQでループするワケワカメを嫌って閉鎖的になるしね。現にホントに濃く深いハナシは誰が聞いてるか分からないオープンな場ではされてない。
そういうマニアックにセクト化したサイトは山程あるが、何故かそういうトコはスルーで、やおい&不思議系同人サイトばかりが問題視されるよね。東浩紀がオタク女性=やおいと早まってやってしまって『網状言論F改ISBN:4791760093小谷真理に指摘されるという愚を踏襲しちゃうのは、まずいかもね。女性研究者が皆ジェンダーっきゃ関心なく研究して表現してないみたいなことになるぢゃん。「社会学的な見地」っつたって、単に女性セクシャリティを全面に露出するやおい&不思議系が、男性セクシャリティ&情報交換が自明のネット社会で目について(だから興味もあるんで「儀礼的無関心」を装ったりもして)、異質に覧えるダケなのでないかな?
ともかく、セクシャリティ話題な場以外の数多の場でそんなトコにわざわざセクシャリティを露にする必要はないし、第一そういうトコでセクシャリティをモロ出しにすること自体がコミュニティとしてのノイズとなるであろう。だから、そんな中に女性はいても、いつもあえて女性性としての自己主張や意見をする訳ではないだろう。ネカマを含めて、セクシャリティを上位プライオリティとしてる場合のみ、性別が主張されるということにすぎないであろう。ジェンダー系以外のパソ通など古くからのネットユーザーはむしろこうした「ステレオタイプの女性」へのカテゴライズへの囲い込みを嫌って、自分のセクシャリティを隠す場合のほうが多いのでは。そしてネットという媒体特性がそういうことに適していると推測するけど。