むやみな単純化の悲劇

さてその「二者関係への追込み」からくる齟齬とは、「人質&関係者へのバッシング」である。「○○のこういう言動がマズい」という風に個々の意見はそれなりの視点&論点がある部分的なものが多かったにも関らず、それがメディアなどで「○○はマズい」という団子状態になってしまい、そして「人質&関係者に、非はあるかないか」という二択単純化された。それが「非があるのは、政府か人質&関係者か」というハナシに全てが集約されようとしている。その中に「自衛隊進退」「自己責任」「NPO/NGO/ボランティア/ジャーナリズムの存在意義」問題が一括されるという、それに反発したり逆に煽ったりと「世論を二分」させメディアを含めた露骨な情報/イメージ操作合戦で、もーむちゃくちゃ!無意味!