2004-04-24から1日間の記事一覧

「AならB」のあやうさ

北田本に拠るとリベラルとは「ある程度の道理性(他者の痛みへの共感能力)と合理性(長期的利益に配慮する傾向性)を備え持った主体」と定義してる。しかし、基本的に忖度傾向の強い日本社会では、これって「正義」思想という掲げる看板が違うだけでその内…

責任=応答可能性

私/個と、公:世間/社会をどうとらえるか。1. 忖度〈村〉社会:〈公〉世間=モラル(道徳/信仰)=〈私〉 世間とそれを代行する家父長ヒエラルキーが〈私〉の面倒を「人格丸ごと」引受ける同調集団での安全を志向するので、社会に対峙するというカタチを…

むやみな単純化の悲劇

さてその「二者関係への追込み」からくる齟齬とは、「人質&関係者へのバッシング」である。「○○のこういう言動がマズい」という風に個々の意見はそれなりの視点&論点がある部分的なものが多かったにも関らず、それがメディアなどで「○○はマズい」という団…

二者関係への追込み

この度の人質事件での国内でのさわぎについては、基本的ラインはid:hizzz:20040411にカキコした通りである。 てゆーか、これまで幾度となくカキコしてきた事柄が全て、まるで玩具箱をひっくりかえしたかのようにふきだしてるような騒動だ。 人質事件をめぐる…

原理主義

また中途半端にワケワカメな返答しようのないヨタをひとのお庭でカキコしてしまったので、ちとフォロー。 id:Ririkaさんが、北田暁大『責任と正義』ISBN:4326601604、「Aという思想的立場をとる人間がいるとして、Aであればこの局面では理論的にはこれこれ…

よのなかを狭くするコト

世間の妙ちくりんな騒動に刺激されてか、いろんな妄想が各自勝手にバームクーヘンしてアタマをかけめぐるなぁ。ぬ〜ん。