かざきり羽問題

サイト管理人の問題言動が発端となってバッシングがおこり(それはよくあることだが)、その騒動を報じたまとめサイトまでもが「さる人権団体の介入」というブラフによって次々と閉鎖消滅したことで、ヲチャーのさらなる注目(^^;; をあびた同人界隈での騒動。
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/net/1089672059/
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20040713#kazakiri
http://blog.livedoor.jp/nasw009/archives/4447825.html

「差別言動」=不正に憤る「正義のアタシ」なはずが、「ヤバイ団体が動きました」っていう言葉じりダケで、絡まれると厄介なので撤退したほうがいいのではという「雰囲気」に脊髄反射な過剰適応ぶり。な、なんだかなぁ(大脱力)。。。
で、その「ヤバイ人権団体」ってのが、ほのめかしに使われているトコがミソ。成程、「プロ市民」とか「人権屋」というのの忌み嫌われ方、威圧はこういう風に伝搬するんですな。まー、なにかというと「警察」とか「弁護士に相談」とか「(圧力)団体」という風な既存権威の傘をふりかざす威嚇業務妨害で、コトの風上=メタに立とうとする香具師は、ネット以外でも沢山いる。
しかし徹頭徹尾、「気分」や「感情」が論理よりも最優先されているから、そんなほのめかし程度にビビり、こういう首尾一貫しない行動に到る。不正に憤る「正義のアタシ」の立ち位置が自己にないから、責任を外に問うことは声高に出来ても、そゆ自己言動責任を引受ける気がナイ。むしろ、そゆ自己言動を引受ける責任は、共同体にあると思っている。論理(言語)検証ではなくそういうカタチ=共同体世間ではじめて、吊るし上げ/ハラスメント/バッシングではない不正に憤る「正義のアタシ」が、共同体に誇示される。(無論ヌケガケは許さない)
外部威嚇を仕掛ける方も幸先にそんな自分であるからこそ、外部共同体の虎の尾を被り「正義のアタシ」を誇示しようとする。ハタからみてるとそうなんだが、ところがそうした「不正に憤る「正義のアタシ」」の気分を、共同体感情として規範化しているから、共同体感情(この場合「差別言動」をとりあげたサイト)が、「ヤバイ」という規範を振りかぶって打ちだすと、その仮説の検証よりも、一斉にそれに従うという集団行動をとることが、共同体共感への適応行動として望ましい(=正しい)とされる。結局、いかなる手を使っても、アタシこそが最も「正義のアタシ」って気分でいたいんだし。あ〜、してみるとメンツ(=カタチ)さえ保てればの世間知での「撤退」。あまりにも、ありがち。トホホ_| ̄|○
ところで、これが「同人界隈」だってことで、またぞろ「女の噂…」的言説もみかけるんだが、トンデモナイ!風説の流布に拠る情報操作で足の引っ張りあいで一喜一憂するこたぁ、イヤという程ヲヤヂ社会のそこここで日夜、起こっているだぁよ(嘆息)。>派閥/セクト