ジコチュウ

ちょと前、2001年のアジア14都市での15〜54歳の男女調査が博報堂であった。それに拠ると日本は、一番「現状満足」が低く自分への関心が高いが、香港や上海に比べ「自己充実」欲求が低く、「流行には刺激を受けたくなく」「多くの人からかわいがられたくない」自分本位な傾向だそうな。
香港は「ニューリーダー」タイプと「調和」タイプが過半数。上海は「新しいモノ好き」タイプが調査対象都市の中で一番高い。ホーチミンは「現状満足」が半数近く「調和」タイプも多い。アジア各国・各都市のライフスタイル・価値観から見ると、「競争・上下格差大」の「アメリカ型成熟社会」に近づいていく香港と、多くの者が中流化し大きな中間層が形成された中で個人・自分への関心が深まっていく「日本型成熟社会」(上下格差少・中流化・個人の内面志向)に近づいていく台北、というように、アジア各国が2つの大きな違うベクトルに向かって行く兆し、と調査は結んでいる。
自分本位という意識に差はないけど、「貧乏」というものを痛感している上の世代との差は随分あるのだよね〜。昔と今ぢゃ、そもそも「貧乏」の質自体、全然違うし。