学卒無業者

一日で予算がドンとついた厚労省の就業支援。元々効果が疑問だって却下したものが、マスコミで「1億しか予算がつかない」とたたかれたら急にみとめて帳じり会わせしてる始末。その柱はパソコンや建設重機の操作方法を泊まりがけで学ぶ塾だとか、かなりダメポ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20041222k0000m020129000c.html
日本でニートって問題にしとるのは、学卒無業者=大卒以上の高学歴で就職しない学士様達であって、どー見ても中卒高卒中退のプーぢゃない。それを英国発の「ニート」って言葉で一緒にされてもなぁ。
ニートって言葉で中卒高卒中退のプーと連帯出来るという甘い夢を抱いているリベラル学者様なんかほかしといて、実社会において無業となるのは、学歴の有無ではなく、口をあけて下さるのを待っているものという、学校社会での身の処し方以外の方法論しか思い付かないその慣性にある。サービス業でバイトにシビアになるのは、高度情報社会ならではのお便利追求、そんな「待ち」=メンドクサがり屋な受容的消費者の「とりあえず」享受喚起=「特に欲しいものはなにもない」へのP2Pなきめのこまかさ=臨機応変がもっとも商売となるからだ。
だから、塾だのセミナーだのという学校的方法論=一斉単一対処でそれをなんとかしようとしても、無理だとおもう。そゆ意味でも、大量生産な集団主義の近代は終わったんだなぁ。