リアリティの廃虚

昨今「モダン」なる言葉が、様式的に若者向けおされ系をにぎわしているが、さてはて、その言葉の持つ意味は何処まで咀嚼されているのであろうか。
小林康夫は、近代=modernity とは経験の時代であるとし、それは有る意味では本質的にけっして成功しない夢のプロジェクトであると結論づける。そして「われわれには、すべてが与えられているが、しかし「歴史」のリアリティだけは欠如している。そしてそのことによって、最も精緻な「近代」の模造を実現しておきながら、いつまでも「近代」に失敗し続けているのである。」という。


とゆーわけで、今回は、色々な宿題を繋げて片付ける為の導入なのであった。