2005-02-22から1日間の記事一覧

リアリティの廃虚

昨今「モダン」なる言葉が、様式的に若者向けおされ系をにぎわしているが、さてはて、その言葉の持つ意味は何処まで咀嚼されているのであろうか。 小林康夫は、近代=modernity とは経験の時代であるとし、それは有る意味では本質的にけっして成功しない夢の…

女の発見

日本での文化資本の座を漢籍にとって変わろうと西洋文明がする時に、男女という制度を輸入し、女という思想を発見し、天皇と皇后というカタチであまねく臣民に知らしめた。…ということはさんざんカキコしたけど、江戸時代にだって男女はいたんぢゃあないかと…

リアルの発見

近代画家で高橋由一(1828〜1894)という人がいる。高橋といえば、なんてったって、鮭。 中学の教科書にも載っているおなじみの新巻鮭をひたすら描いてた人だ。ま、この他に豆腐なんかも描いた。 この人はもともと栃木の侍。だから鎧兜なんかも描いた(この…

ロマンチック・ジャパン

スペイン人が行く先々で「インド」を発見してインドと名のつくトコをいっぱいこしらえたように、日本も又、マルコポーロの昔から、おとぎの国として西洋ではポスコロ的に?消費されていた。未だ見ぬ異国への理想化に見る表裏の意識(内的嫌悪の反動としての…

なんて素敵にジャパネスク

なにげに、前回の続きなのである。いや、ま、続きといえば、このネタのタネ全部がダンゴ状態なのである。