分析理論マトリクス

1.マクロ
さて、その見方自体も色々あるのだが、先のデュルケムみたいなのは、外的制限規制=社会環境の大規模な特徴に焦点をあて、個々の逸脱ではなく逸脱行動の広範な分布パターン解明する方法論的集合主義、いわゆるマクロ分析にあたる。

2.ミクロ
それに対して、個人が問題となる逸脱行動に到る過程を対面的な相互行為や関係、又は小集団といった個人に直接的な社会環境によって解明する、先の構造的な問いに対して過程的な問い、方法論的個人主義なのは、ミクロ分析である。

さらに上記のミクロ/マクロに相互(システム)均衡か葛藤(闘争)理論かを加えると…

1-1.マクロ均衡
リリエンフェルト「社会病理学」、デュルケム「社会病理論」、
マートン「構造=機能主義」、逸脱行動論-統制
1-2.マクロ葛藤
マルクス主義的社会問題研究、クリティカル・パースペクティブ
逸脱行動論-緊張/価値葛藤
2-1.ミクロ均衡
初期のアメリカ病理学、逸脱行動論-分化的接触
2-2.ミクロ葛藤
ラベリング論、社会構築主義
ミード「役割取得」、ブレスウエイト「恥付け」、
ゴフマン「スティグマ論」、ベッカー「文化学習論+ラベリング論」

でー、昨今はシステム(構造)分析理論=マクロ均衡のほうがハバをきかしてるという訳だな。と、纏めにかかろーかと思い気や、ミクロ動機の社会形成マクロを問う=緊張論なるものが。これは、逸脱動機を、社会環境によって生じる緊張/不満と分析している。(マートン)ふむふむ…、と納得しかかると、物言いがコーエン、クラワード&オーリンから、マートンのは個人主義的だと、緊張モデルと文化的逸脱モデルとでのミクロ&マクロ融合で、「非行的下位文化論」とゆうそうな。マクロな次元で構造的に産み出された問題に対する集団的解決が非行という反動形成になる、と。あとクラワード&オーリン「異質的機会構造」は、下位文化の分析をしてる。

ぜいぜいぜい。。。独り脳内コンフリクトしそうぢゃ。…ま、単一理論ぢゃあ不十分つーことだな。駆け足にわかお勉強、終了。