天下統一の資格

天下分け目の関ケ原の戦いに家康が勝ち、江戸幕府が出来た。というのは史実だが、「お手続き」上では、朝廷から「征夷大将軍」を拝領したからこそ、幕府を開けたのである。単に豊臣や数多の戦国大名を制圧したダケでは将軍職には付けないのである。将軍職は代々源氏の棟梁でないと、清和源氏スジでないとダメなのだ。近衛家の養子となることで「関白」職を手にした秀吉よりゃちゃんとした武家スジだった家康とて、その6代前の松平家はドユ人物だかもう判らないのである。
そこで「都合のいい」系図を探しまくる。で、藤原氏スジの「徳川」つーのをめっけた。これは新田氏系で「徳川」と称してから4代以降不明なものだった。「徳川」4代目以降と「松平」6代目以前の200年を穴埋めして、源氏スジな家康家系がこうしてできあがる。やっとこれで将軍職の資格が出来た。家康の名前が松平から徳川に変わったのは、そゆ経過である。