「過去の精算」

判りやすい具体的な例では、これになる。今一番、アクチュアルとゆーか、政治的カードとしてホットにやり取りされてる問題。自由主義自虐史観ウヨサヨ*1陣営のジョーカー。
「神国日本」なイデオロギーを引きずる自由主義史観&ウヨ側は、大日本帝国の「植民地侵略」を含めた帝国主義的行動の負の結果に対しての自己精算をしていない。一方、そのことを問題とする自虐史観&サヨ側は、「社会主義」「共産主義」をそのイデオロギーに掲げてた筈であるが、世界的な社会共産主義国(&学生/社会運動)の負の結果に対しての自己精算をしていない。掲げるイデオロギー「神国日本」と「社会/共産主義」は、第三者からみれば崩壊してる過去の遺物であり、それを現代になんとか適用延命させようとする「保守」的行動が主であることでこれまた、奇妙に両者は行動一致。
しかし最大の問題は、両陣営は自分たちが出来もしないコトを棚上げして曖昧にしたまま「三角形」に完成したと見えるイデオロギーの視点維持にやっきになっている。そして、ひたすら他の誰か責任者に「過去の精算をヤレ!」と言い続けてる玉突きゲームを繰返している。かくしてその「三角形」を見るためには、イデオロギー内部の者は誰も「過去の精算」なるものを引受け実行する者が、いないということになる。>多視点の喪失&排除>責任解除=主体ハズシの完成

*1:「ウヨ/サヨ」こゆ表記するのは、ゴリゴリ政治な右翼左翼から新旧マニア/シンパ/市民運動といったライトなノリな周辺もすべてひっくるめる為