ネタをベタとして消費する者

先の岡田の連載では、どこかしらそうした自己や同類をネタにして面白がる芸が、芸として成立してるからこそ、サブカル誌の中で、いちサブカルジャンルとしてのオタクが成立したのである。最近の、真実の愛を求め俺達は二次元に旅立った『電波男』にしても、本田透インタビューhttp://media.excite.co.jp/book/interview/200503/を読むかぎりにおいては、かなりの書き直しを行っている。ルサンチをまき散らしたキモオタク芸人といったら宅八郎なんだけど、最近はナニしてるのかとおもったら、バンドに加えてホストやってる模様。http://hw001.gate01.com/takuhachiro/ いやぁ〜人生いろいろだ。
…とゆー例をだすと、あいつらは勝ち組でというルサンチなんだろうな。いやだからねぇ、そゆ勝ち負けというベタに自己を落し込んで身体化しきれなくてコジレてそこでループしてるのなら、ココロ系もしくはコジレ系。それならサブカルにいっぱいいるね。
オタクは趣味で常に自己実現してるのであって、そこに勝負をいうのなら、趣味世界スキルの濃度があるだけである。ならば、そこに「オタク=非モテ」という価値で何故、コジレなければならないのか?という疑問がでてくる。
とどのつまり、オタクであることにも自己アイデンティティを確立することが出来ない、どっちつかずな薄いひと程、世間と偏向世界との数多の選択肢の狭間でゆれうごくからこそ、なにか強烈なall or nothingに身をゆだねようとする、決定できない者ということではないのか。
ま、人生先は長いですから、健康の為にも、目先の楽ばかりを追いかけて早々に人生を断定してしまうのは、程々にしておいたほうが後々の為になるんすよ。