オタクブーム

フィギアショップとしてアキバに最初にやってきた海洋堂の宮脇社長は、ラジ館の海洋堂直営店には、取材も含めて様々な客がくるが、売り上げは全然あがってない事実を通して、オタクの流れの変化を見て取っている。

ワンダーフェスティバルが夏期では最高の入場者を記録した。模型業界は落日なのに、この盛況は、ライトオタクやオタク見学層の増加と無縁ではあるまい。石原都知事秋葉原再開発をうたい、ビルを建て、まるで自分たちの行政がこの街を活性化させてきたかのように、手柄をがなりたて、皇太子に視察させる。そんな状況に濃いオタクは秋葉を見捨てはじめてるとも聞く。

宮脇修一『専務の異常な愛情』TVブロス9月17日号

一連のメイドなどのサービス産業関連の勃発で「萌えギョーカイ」は、モノからコトへとその消費シフトが変化しつつある流れにあるのは確実である。