私ブンガクの夢

はい、そんな鬱々としてるオレ様(文系無業者)をくすぐる、『ユリイカ 2006年2月号 特集 ニート 新しい文学はここから始まる』高等遊民。そうそう、それも有り。しかし、文学で身をたてるのは、就職するよりもハードルが高いんだけどなーっと、パラパラを雑誌をめくってると、絲山秋子星野智幸の2人が、見聞をひろげ一発屋で終わらない為に、就職を奨励。ああ、しごく真っ当ですね。とまれ「文学なんか自業自得」@石原慎太郎
一発屋文学といえば、ぬぁんといっても、自己吐露。ココロ/メンヘラー系に多いんだけど、自分語りにものすごい価値をおき、ハナシを聞いてくれる人を求めて、人々の間をさまよっているひともいる。だからといって別に、こゆ活き方を批判してるのではない。中途半端にマスや権威をねらって「傷つく」よりも、細く長く、細かい出会いと分かれの積み重ねの中でドサまわり的に活きていくのも、立派な身の立て方ぢゃないか、と。イキナリ小説!とかの高ハードルにいっちゃうよりも、このような落語的なかたりのつどい輪というほうが、間口はひろいかも。
理系な方には、『解剖男』つーマニアックを極めるといった方向でのかたり口は、いかがでしょうか。