当事者クレーム第二弾 靖国神社出現

映画「靖国YASUKUNI」に関する通知書送付について 靖国神社広報課
靖国神社、李監督らに映像削除などを求める通知送付
出来れば、影に隠れて悠然としてたかったであろう靖国神社が、クレーム主体として出てきた。「上映中止は遺憾」政府答弁が出てしまった後、具体的には老齢刀匠夫妻しか中止要求主体として現われていなかった中、これ以上の「自粛」忖度も見込めない中、上記に書いた通り「たまたま映ってしまっている人物や建物についての権利」を有する中止要求主体人を発掘するのは時間の問題だとは思っていたのだが、遂に、、、というか、ダイレクトに要求主体として名乗りを上げてきた。しかし「上映中止」に言及すると「表現の自由」問題をメディアに呼び起こしてかえって分が悪くなるから、「問題映像の削除」という部分要求*1
しかし要は、撮影許可手続問題。相手が法人格といえども、基本的には個別対応すべき民事であることには、変わりはない。これは製作者側がテクニカルに立証して、対処すればよい話である。もし「靖国神社本体がこういってる」などとこれに乗じる国会議員・役人が出たなら、それこそ特定宗教体への政治介入にほかならない。

*1:かって田中真紀子の娘が週刊文春を相手にやったように、仮処分申請として頒布(上映)差し止め請求って強権を司法に求めることも可能