承認権力に対するアイデンティティ政治

上記に対するid:gnarlyさんのコメント。

言及されちった 私が運動に関わる動機は"外部/他者による承認が権力化することへの阻止・妨害・破壊工作"これ一本 民主主義なんてまだ見たことないし総破壊の後に到来するかどうかなんて知らない


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20081028%23p2

少なくとも外部/他者との合意形成については必要性を感じているから、こうして自己立場のコメントを頂けてると解釈。食うか食われるかな総破壊なぞ成り立たない中途半端に壊れている社会で理解不能で分かち合えない他者・異者と共生していくには、いくばくかの対話と合意を取り付ける意味あいでのルール交渉が必要となる。しかし、ワタクシもいかなる場合でも「承認権力」的な上下関係による合意形成への締め付けには、これまで通り個人として一生あらがうが、かといって誰も全知全能な強者であり得ないというところで自己への拘りばかりが欲望拡大してしまうと、id:CrowClawさんがはてブ・コメントで仰る同一性強化にある「ファッショの根底」が先鋭巨人化してしまうのだろう。それは、いつか来た道。それをまたなぞる愚かさだけは、なんとしてもそれだけは阻止したいんだけど、そうした抽象的「ファッショ」疑念よりも身近な善意なアタシタチ同一共感性による拡大感覚世界のほうが、お手軽で確実なものとして優先されてしまう。無論そゆ同一性の楽しみはあっていいが、社会はそれで全部ではないのだ。その区別が無くなった時、従来は承認権威権力に「抵抗」しているハズのアイデンティティが、いとも簡単に承認権力と結びつく全体(国家)社会主義となる可能性が高いのだ。>非モテ・ロスジェネ論壇

関連
・付き合い方の再編成 id:hizzz:20061101
アイデンティティの袋小路 id:hizzz:20061005