“Unsere Erneuerung”前説

ジャック・デリダとユルゲン・ハーバマスによるこのエッセイは、ヨーロッパ知識人たちの共同行動の一環をなすものである。イラク戦争に対する拒否によって、ヨーロッパのアイデンティティとは何か、という問いがあらためて提起された。この問いに答えるべく、ヨーロッパのジャーナリズムには現在まで、本エッセイのほかに次のものが発表されている。「ラ・レププリカ」のウンベルト・エーコ、「新チューリッヒ新聞」のアードルフ・ムシュク、「南ドイツ新聞」のリチャード・ローティ、「エル・パイス」のフェルナンド・サバテル、「ラ・スタムパ」のジアンニ・バァッティーモ。

独 Frankfurter Allgemeine Zeitung 紙 2003年5月31日掲載
http://www.kozmopolit.com/eylul03/Dosya/derridahabermasde.html
訳:瀬尾育生 雑誌『世界』2003年8月号掲載転用
(各見出しはワタクシが便宜上、勝手につけたものなので、あしからず。)