2008-12-27から1日間の記事一覧

二重の記憶:EUのグランドデザイン

ずいぶん前に、ジャック・デリダとユルゲン・ハーバーマスの共同声明『われわれの刷新』*1のことや*2、アマルチア・センが『国連人間開発報告書』*3執筆に加わり「文化の自由」に関する数々の二律背反を解題してること*4を書いたのだけど、このような再構築…

ディコンストラクティヴィズム

ディコンストラクティヴィズム(脱構築主義)とは、定型化形骸化した言語、形式などを解体し、問い直す過程が建築プロセスとして視覚化した、批評を内包した方法論である。無論それは、デリダが言語において仕掛けたことと同義である。具体的な建築実践スタ…

生成プロセスへ向かう形式

さて最近は、所詮石+砂なコンクリばかりの周囲では結局は地面延長で風景から浮上できないとなると、全面強化ガラス貼りなスケルトン仕様が花盛り。しかしスケルトンでは存在感に欠けるとなるや、全面デジタル電飾コーティングで看板建物化する商業施設も出…

20世紀モダニズムの至上命題

とにもかくにも因習的伝統的仕儀(クラッシック様式の修辞的・象徴的・装飾的性格)は、否定しつくすのが20世紀モダニズムの至上命題。したから旧仕儀と断絶することが最重要で、その以前と以後の間にできたシャープな「切断面」それこそが、最もブランニ…

リアルの落とし所

前回id:hizzz:20081210の補講 具体的な脱構築〜再構築の仕方の変遷