オタク論の周辺

最近、少女&幼女を狙った犯罪事件が報道される中、「おおきいおともだち」ロリコン趣味の人々から「オタクだからこそ女の子をまもります」宣言がだされネットワークをつくっている。これについて唐沢俊一は苦言を呈する。

オタクという存在はもともと、社会的にいろいろ一般人が科せられてきた義務や責任を放棄して、自分の嗜好や趣味の方を第一義にすることで、その方面の能力を特化させてきたという歴史がある。ロリコン文化にしてもしかりで、その内部に、犯罪を発生させやすい側面はどうしたって持っているのよ。だから、“オタクだからこそ女の子を守ります”なんて脳天気な宣言見ると、どう考えても守れねえだろ、と思ってしまうんだな。
ロリと言えば犯罪者と思う世間の誤解も問題だけど、この宣言をしている彼ら自身、オタクと言えばロリコンという、非常に間違った狭い認識でものを語っている。その誤解を助長するだけだよ、これって結果的に。だいたい、下手に世間とナアナアでやって行こうとするからそこに摩擦が生まれるんだ。

社会派くんがゆく! 唐沢俊一
http://www.shakaihakun.com/data/vol027/main04.html

追補id:hizzz:20040329#5でカキコした、オタク言動の表層ダケを扱った東浩紀動物化するポストモダンISBN:4061495755「オタク(サブカル)語り」形式、それに宮台真司ブルセラ少女研究」で少女への啓蒙仕様な接近の仕方と、それぞれお勉強=ベタ化した「批評(思想)オタク」&ヲチャー達が、未開地=おたく少女(←語りたいのは女性ぢゃねー)にアクセスしようとして、この守る宣言の人々と同じかえってイタイ失敗を繰返すのかな(苦笑)。