Winner?

先週、独)農業生物資源研究所(生物研)のゲノム研究グループ長・佐々木卓治が、国連食糧農業機関(FAO)よりイネゲノム解読プロジェクトの功績を評価され、国際コメ年・科学コンテストの最優秀賞を授与される運びとなった。ふぅ〜ん、そりはメデタイとおもえども、エイゴの文面を読むと、なにやら中国人博士も一緒である。この二人決してコンビを組んでいたわけではナイ。10年ごしの解読プロジェクトの中でも特にイネは日本主導であると自負してたものが、先にジャポニカ種「日本晴」の解読終了宣言をした中国が最後に出現したことで、中国はむしろ日本チームの脅威でとなったのである。してみるとこのダブル受賞は、なかなかにビミョ〜な日本の今の立場を現しているような。。。
そのせいかどーかは知らないが「国連」みたいな権威にメタメタ弱い我々日本人なのにこの受賞ニュースは、NHKが報じただけで他のジャーナリズムは軒並み無視。まー、サイエンス受賞話題は、ポストゲノム「嗅覚の解明にノーベル医学生理学賞」をトピックすればOK!ってことなのかも。それに比べて、データベースこさえましたってのは偉大ではあるが研究インフラ的すぎてパンピー受けせず、ジミかも(苦笑)。