国が育てる「サイエンスライター」

http://www.asahi.com/science/update/1020/003.html
なんだかなぁ。まずもって官僚が自分の作文を分かりやすくカキコすりゃーいーんぢゃん。そんなんより、高木仁三郎がやってきた「市民のための科学」みたいなのの方が、めちゃんこ大事やん。あ、お上の政策&アカデミックにタテつくのは、あかんのか。
エコ派の一番のアキレス圏は、日本に於いてはひたすら対立イデオロギーばかり唱えられていて、サイエンス専門集団として独立した検証/提言機関となりえてない=転換への具体的実行案提言(転換事業の実務プラン)の欠如から、ひたすら「専門家」と「素人」の二項対立な結果なりがちであることだ。
『市民の科学をめざして』高木仁三郎
『科学技術社会学の理論』松本三和夫
『序説 STS教育―市民のための科学技術教育とは』小川正賢

前回カキコしたけど、「サイエンスコミュニケーションをめぐるビミョーな状況」を平川秀幸さんがお書きになっている。

「科学技術コミュニケーション」の基本は、第一にその「双方向性」、第二に「批判性」――あるいは批判を通しての創造性――であるのはいうまでもない。

反対派が抱く「不安」は、単に組換え技術についての理解不足による漠然とした不安感情――分離派の人たちの頭にある図式――ではなく、現実的な問題に対する懸念であり、それに対処することは、遺伝子組換えという技術の安全性に寄与し、そのようにすることで不安も解消されたり、信頼感も生まれたりするという認識なのである。

平川研究室Blog
http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/diary/archives/200410/212024.php#000218