内面の発見

人は、内面があるからこそ、自我と他我の確執が出てくる。現代においても、内面/自我もしくは個人ということをいうと、対象&非対称者の思想信条関係なく、大抵「我がまま」という「モラルから逸脱する者」というレッテルを張られ、矯正対象と化す。
そうすると否応なく、自己というものに直面させられるハメにもなる。問題はソコからである。そうしてそういう願望/意志を持つ自分を認識して、そして他者はそれに賛同しないという願望/意志をつきつけられて、それをどう解釈して、そしてその後自分はどうするのか。そういう呼応の連鎖が始まる。そしてそれは、いつ果てるとも知れない。ましてやそれが、身近な人々との関係ならば、尚更である。