2005-03-11から1日間の記事一覧

リアリティ

ハナシは、夫がヂであったことから始まる。スタイリッシュな彼にはかっこ悪いはばかられる病気であるとともに、穴が腸まで続いていると言う医者の言葉に、行き止まりと思ったが、まだ奥がある不安を思い知ることになる。漱石の死により未完となったが、主題…

他者

そんな自己愛カップルなんかほっとけ、とは思うが、ハナシは身内がヤタラ介入してくるのである。無論それは、周囲がお膳立てしなくては回らない生活を営んでいるこの夫婦の成立ちかたにもあるのだが、この夫婦、なにしろオレ様自己中なので、お膳立てされて…

内面の発見

人は、内面があるからこそ、自我と他我の確執が出てくる。現代においても、内面/自我もしくは個人ということをいうと、対象&非対称者の思想信条関係なく、大抵「我がまま」という「モラルから逸脱する者」というレッテルを張られ、矯正対象と化す。 そうす…

スタイリッシュな俗人

夫は30歳。大学を出て、叔父がやってる会社のリーマン。夜は勉学と称して必ず机に向かうが、何カ月たっても読み終わらない分厚い経済学の洋書*1がおいてあるスタイリスト。 叔父の親友(会社の上司でもある)の妻からはからかわれつつも世話になる。その紹介…

関係流転の不安

もう一度全部読み返したかったが、そんなコトしてる余裕を待っていたら永遠にカキコする機会が来なさそーなので、過去の記憶でもって今の繋がりで書きたいことをカキコ。