よい子理想像

上記のようなダメ縮小再生産ループを抜ける方法として、拡大再生産方法がある。それが、強大な自己=理想のアタシという自分さがしである。
人の評価を気にするあまりに、その時々の強い立場(と自分が思った)ひとの意見に沿う「よい子」に一生懸命変身して地位を確保しようとする。よらば大樹の影。んが、自分が思ったような評価/立場を確保し続けるのは難しい。自分が思うよりも、他者は他者故に自分のことはどーでもいいからだ。必死に「(権力者好みの)よい子」してあげたというのに応じて(権力を分けて)くれないんだ、こんなのフェアぢゃない…。あとは「アタシが悪いのではなく、傷つけた他者が悪い」という方法論がむくむくと頭をもちあげ周囲ともぎくしゃくしてくるので、安定した対人関係を営むのに失敗する。さすがにそんなことの繰り返しでは、人生どーにもならない。なにか他の手はないものか。。。
他者がガンなんだから、他者に振り回されない理想のアタシ!これよね。これっきゃない。…が、しかし、目標は決まったが、ぢゃその理想のアタシつったって、どーゆーの???そこで、数多の「理想」論/セミナー等が大活躍する。んで、その中から見繕った「理想」像に、自己を夢想鼓舞させ自己同一化して、メデタシ。メデタシ。
…と、多くのご高尚な「理想」を解く説は、「理想」=自己となるのを最上の状態としてるが、その「理想」を理解することが果たして、自己にとっての「自己回復」となるのであろうか?