2008-05-21から1日間の記事一覧

アート・アクティビスト達の冬

会田誠によってぐずんぐずんになっている、リニューアルした『美術手帖 2008年 05月号』。リニューアルする前はどーだったかというと、山ほどの批評言説が、アート作品そのものを離れて乱舞し、それと広告主の美大予備校や団体展公募や画廊とのあまりの乖離…

願望にかなわない事実よりも、 願望にかなったウソを追及しつづけた遂行的矛盾

「他人が見ている青と自分が見ている青が同じかどうか確かめることはできない」というヴィトゲンシュタイン流の問いもこの問いに限り、偽の問いとして斥けなければならい。そもそもわれわれは「自分が見ている青が自分が見ている青と同じかどうかすら確かめ…

誰でもピカソ?

ざらっと、アートのおさらい。神=クリエイティヴ(天地創造)=公共=絶対権威な中世・近世封建主義に代わって、ブルジョワ市民社会と「神は死んだ」モダンアート誕生によって、人々は個々の感性で独自の芸術観念を確立できるチャンスを得る。それは職人か…

『美術に限っていえば、浅田彰は下らないものを誉めそやし、大切なものを貶め、日本の美術界をさんざん停滞させた責任を、いつ、どのようなかたちで取るのだろうか。』

…という会田誠の絵画作品がある。>http://www.momoti.com/2008/05/post_14.html この絵は所謂「判じもの」なので、文字通り浅田彰にケンカ売ってんのか以外は、現代アートに関する幾つかのネタが判ってないとなんのことやら、さぱーし?ということになる。 …

あえてするゲームをあえてするゲーム、という死

佐伯祐三が意気揚揚と美術の本場おフランスに乗り込みブラマンクに自信作数点を見せにいったところ「このアカデミックが!」と小一時間さんざん激烈に罵倒されまくった、とゆーのは日本近代美術の本質的姿勢を表す実に有名な逸話なんであるが、、、と、ゆー…