2004-01-28から1日間の記事一覧

80年代以降のやり過ごし方

それで、「対幻想や融合の先にはシニカル/破滅しかない」と解ってしまったひとはどこいったのか?1.「〈個〉として他の〈個〉を認知」出来、早々に80年代ステージから脱出して〈個〉のフィールドに向かった。→(本来的な意味での)クリエイティブ、エバンジ…

おいしい生活

今の印象としては「セゾン文化」=「おいしい生活」だろうが、これは PARCOの広告ではなく、西武百貨店のものである。裸の沢田研二がメインになろうとも、男性向けには「男のPARCO」と銘打たれたように、PARCOは「女」向けが基本。しかし「おいしい生活」は…

ビックリハウス

上の2つが柱的な陰陽の両極としたら、現実に着地しようとする過程でその幅をさぐる横方向の動きもブレの中に生まれてくる。宝島と並ぶサブカル発進地となる『ビックリハウス』という雑誌がこれに当たる。なにもなかった「渋谷公園通り」のタウン誌として創刊…

東洋は西洋を着こなせるか

70年代の広告は、西洋&第三世界といった外界への視線、ドミニク・サンダやフェイ・ダナウェイという自由に挑む女とまったく異る、上村松園や鏑木清方ライクな不変のひっこむ女を表すきものシリーズというのが平行してPARCOに存在していた。「死ぬまで女でい…

70年代 PARCO

「セゾン文化」という言い方で、今はゴッチャになっているんだけど、70〜80年代の西武百貨店とPARCOは、明らかに違った。アートとしての現代美術や西武劇場は西武百貨店本体事業であり、当時の評価の低い先端=サブカルを担ったのはPARCOというファッション…

Girls be ambitious!

『エースをねらえ!』の登場人物は、それぞれ色んな過去を背負って体現するだけで〈個〉はないが、「パワーテニス」という「志」を持つというカタチでそれは次世代=ひろみに託される。前回 id:hizzz:20040123 で、「お蘭的メンタリティはAC的なコジレとなっ…

ツッパリからヘタウマへ

渋谷PARCOで「ビックリハウス住宅展示場」というのをやっているのだけれど、住宅展示…って「西洋環境開発」のパロディのつもりかコレ?「日宣美」からなるチャートみせられてもねぇ…。追憶ダケが意味を持つ「墓まいり」って感。もはやソコにはなんにもありま…