2004-05-16から1日間の記事一覧

認識と文化

なにがしかを判断する前に、その「なにがしか」を認識しとらんとハナシになんない。しかしその「認識」というのがこれまたクセモノなんである。 『認識と文化―色と模様の民族誌』では、エチオピア西南部のボディ族へのフィールドワークの失敗を通して認識さ…

ちびくろサンボ

事象に対して自分が無力なのは、もう殆ど、そゆ自分が弱くてバカである結果なんだけど、んなことは、経験的に日常ヤというほどに体得する機会にみちみちてるんだけど、困ったことに、あんまり弱くてヘタレだと、そゆ自己了解すらはねのけてしまう。 「邪悪な…

合議の知

id:o-tsuka:20040512#p2経由、ライン人材とスタッフ人材の見極め方で、意思決定に関する性格づけとして4つのタイプに分類されていた。そして続く記事の中で、日米管理職の比較をしてて、米国には[思考-判断]型=論理的で決断力ある管理者が突出してるが、…

とりあえずで、いいや

『すぐれた意思決定―判断と選択の心理学』に拠れば、判断予想には、楽観的なのと悲観的なのと均衡的なのと、ざっくり3つのパターンがある。 建前/理念=言ってるコトは、演繹的に最良のものを選び出す最適化の原理(規範的意思決定論)で貫かれてるけど、し…

弘法筆を選ばず

「弘法筆を選ばず」ということわざがあるけど、それは半ばウソなんだなぁ。なんか表現しよと思って、まず表現方法を決める。次は書く手段をどうするか決める。筆/紙/絵の具(墨)と3つの道具のうち、一番重要なのは、どれか?なんてったって筆、なんだなあ…

迷い

路上で道を聞かれる場合がワタクシなんだかよくあるんだけど、知りあいにも方向音痴なひとは結構いて、例の『話を聞かない男、地図の読めない女』のごとく皆女性などでは無論なく、論理的といわれるハヤリの左脳型行動のひとも、逆に感覚的といわれる右脳型…

ガッコ頭

カミオカンテの親分、小柴昌俊曰く、人間がものごとを達成する総合的な能力は受動的能力と能動的能力の掛け算で決まる。「受動的能力」とは教授(先生)のいうことを理解して吸収する力で、「能動的能力」とは自分で何を、どうやるのかを自分から働きかける…